
札幌市手稲区の静かな住宅街に、絵本好きなら一度は訪れたい絵本の専門店「ちいさなえほんや ひだまり」があります。今回は、友人に誘われて訪れたこの素敵な場所での体験をレポートします。
絵本の宝箱「ひだまり」に並ぶ本物の絵本
お店は普通の一軒家のようですが、一歩足を踏み入れれば別世界。靴を脱いで上がると、さっそく宝箱の中に迷い込んだようなワクワク感に包まれます。所狭しと並ぶ絵本、壁には作家さんからの直筆メッセージ、そして青田さんの手書きの言葉たち。奥には畳の部屋があり、お子さんがまるで自宅にいるようにくつろいで、好きな絵本のページをめくっていました。
店主は絵本コンシェルジュ青田正徳さん

「絵本は人類の英知が生み出した、最も優れた芸術表現の一形態である」と語る青田さん。
児童図書出版社販売代理店での経験が現在の活動につながり、喫茶店の一角を借りてスタートし、2017年からは一軒家で営業を始め、この道40年以上の大ベテランの絵本コンシェルジュ
「うちに並んでいるのは、私が惚れ込んだ絵本です」と青田さんが「これは本当に素晴らしいですよ」と見せてくださったのが、『スーホーの白い馬』でした。
あまり絵本を読まずに育ったので、この名作を今回初めて知りました。青田さんの解説とともにページをめくると、その力強い描写と物語の深さに圧倒され、「絵本は人類の英知が生み出した、最も優れた芸術表現の一つ」という言葉が、すとんと胸に落ちました。
「子どもの時に読んでいなかった分、逆に新鮮な気持ちで絵本を楽しめるかも」と、青田さんの絵本への揺るぎない情熱に引き込まれ、こらからでも絵本を楽しめる可能性と喜びにワクワクしました。
『どらごんごんどら』と作者さんとの出会い

この日は、たちばなはるかさんの『どらごんごんどら』の原画展とサイン会が開催されていました。

目の前で広がる原画の美しさ、そして何より、作者さんご本人と直接お会いできるという体験。一冊の絵本の背景にある温もりに触れ、『どらごんごんどら』は私にとって大切で大好きな一冊になりました。

ひだまりではこうした企画展が今までにも開催され、店内には、きくちちきさんの原画や作家さんからのお手紙や色紙など、まさに「お宝」が満載。絵本が好きな人、そして私のように「これから好きになりたい人」にとっても、至福の場所です。
青田さんの生き方に影響を与えた本

店内には絵本だけでなく、青田さんの生き方に影響を与えたという、レイチェル・カーソン(『センス・オブ・ワンダー』の著者)や星野道夫さんの本も並んでいました。
「センス・オブ・ワンダーは積読になっています。」と言うと、ちょうど入荷したばかりだというラルフ・ウォルドー・エマソンの『自己信頼』を差し出してくれ、レイチェル・カーソンもエマソンに影響を受けているのだと教えてくれました。それはぜひ、センス・オブ・ワンダーとともに自己信頼も読んでみないと!となり、購入させていただき、積読消化の良いきっかけをいただきました。
最近は、縄文時代にも関心があるのだと縄文時代について書かれた本や北海道の自然や風土にまつわる本も多く、自然と人間の関わり、そして地球の神秘を見つめる感性を大切にされているのだろうと感じました。
最後に:また青田さんのお話しを聞きにいきたい
次はぜひセンス・オブ・ワンダーと自己信頼を読み終えて、青田さんの縄文時代についてのお話しを聞きたいなと思いました。
「絵本は、表紙の絵と題名にひかれたら、まず絵だけを最後まで見て、次に声に出して読んでみるといい」と教えていただきましたが、本物の絵本には本物の知恵が詰まっていのだと感じました。
本物の世界に触れたいなら「ひだまり」の扉を叩いてみれば、きっと、一生ものの一冊に出会えるはずです。
ちいさなえほんやひだまり場所・アクセス・公式サイト
住所:北海道札幌市手稲区新発寒6条5丁目14-3
アクセス(ちょっとわかりにくいのも魅力の一つ)
JR北海道バス循環宮46「新発寒6条5丁目」下車 徒歩5分
稲積公園駅[出口2]徒歩27分
駐車場:4台あり場所の分かりやすさ
電話番号:011-695-2120
営業時間:10:00-18:00
営業日:月・金・土・日・祝日
※ 支払いは現金のみ
Instagram:ちいさなえほんやひだまり(@hidamari_ehonya)
公式サイト:ちいさなえほんやひだまり
※掲載されている内容は訪問当時の情報です。メニュー、料金、営業日など変更になっている可能性がありますので、最新情報は公式サイト等でご確認ください。

