愛知県江南市布袋町にある老舗の和菓子屋・大口屋の「餡麩三喜羅」は松任谷由美さん、風間俊介さん、麒麟の川島明さんなど多くの芸能人御用達のお気に入り・おすすめとしても紹介される銘菓。名古屋土産としても人気の逸品です!
江南市布袋町の和菓子屋「大口屋」
文政元年(1818年)に創業した愛知県の老舗の和菓子屋・大口屋の代表銘菓が「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」です。
尾張地方ではよく食べられていた生麩を和菓子にした麩まんじゅうは、長年にわたる研究から生まれ、昭和48(1973)年に餡麩三喜羅として発売されました。京都の丹波小豆を使用した自家製の餡を生麩の生地で饅頭にして、塩漬けにした山帰来(さんきらい)の葉で包んでいます。
生麩(なまふ)は、鎌倉時代末期から精進料理の食材として用いられたもので、肉食を禁じられていた禅僧の貴重なタンパク源でした。生麩は私にとってはあまり身近な食材ではないのですが、生麩が使われたお料理はとても上品な印象があります。
餡麩三喜羅の値段、日持ち・賞味期限
購入したのは一箱に6個入りで、価格は1080円(税込)です。賞味期限は2日。日持ちが短いので、自宅用のお土産としました。
保存方法は要冷蔵で、その日に食べられなかった分を冷蔵庫に入れておいたら表面が乾いて多少固くなってしまいましたが・・・生麩なので食べる前に軽く水にくぐらせるとツルッとした口当たりが戻ってきましたよ。
なめらかでもっちりとした食感が独特です。
こしあんも上品な甘さで、さっぱりしていくつでも食べられそう!多くの著名人からも愛されるのも納得のおいしさです!!
さんきらの葉っぱは食べられる?
麩饅頭(ふまんじゅう)は、半年かけて塩漬けされた山帰来(さんきらい)の葉で包まれています。
「山帰来」は、別名サルトリイバラと呼ばれ、日本全土から中国、朝鮮半島の山野や丘陵の林縁など広く自生し、つる性の朱赤色の丸い実をつける植物です。新芽は食用として、根は生薬として昔から利用されてきました。「不屈の精神」「元気になる」というのがサンキライの花言葉・・・美味しい麩饅頭にぴったりの縁起の良さそうな花言葉ですよね。
さんきらの葉には程良い塩味がありますが、葉が厚く食べるには硬すぎでした。※葉をはずしてお召し上がりくださいとちゃんと注意書きにも書いてありました。葉の香りが麩饅頭にも移り、さっぱりとした風味は山帰来(さんきらい)の葉で包んでいるからなのだと思いました。サンキライの葉を全国で初めて麩菓子に用いたのは大口屋さんなのだそうです。
「山帰来」の漢字を縁起の良いものに変えて「餡麩三喜羅」(あんぷさんきら)が誕生したのだそうです。
餡麩三喜羅はどこで売ってる?
昨日は赤福の立春大吉餅が私の前で売り切れになったのだけど😭今日は最後の一個残っていた麩饅頭が買えたわ😍 pic.twitter.com/EqJgYvHhtv
— キラメキログ (@kiramekilog) February 2, 2024
私は運良く、中部国際空港(セントレア)のお土産ショップ「銘品館」で出会えました。
大口屋の店舗は、本店が愛知県江南市布袋町にあり直営店舗 6カ所で販売されています。店頭では1個からも購入が可能で、箱入り商品も6個入り、10個入り、15個入りの3種類があります。
「餡麩三喜羅」は到着日までの消費期限となりますがお取り寄せも可能です。
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季節の麩まんじゅうあんぷシリーズの「あんぷさくら」なんて、とっても魅力的ですー!
さて、餡麩三喜羅は江南市の大口屋の店舗だけではなく、JR名古屋駅中央コンコース内になる「ギフトステーションキヨスク」や、その他中部 、関東、関西の百貨店でも取り扱いがあるそうです。
大口屋 公式サイト情報
菓子処大口屋:公式HP
大口屋【公式】:X(@ooguchiya1818)
大口屋【公式】:インスタグラム(@ooguchiya_official)
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