「エント茶」アイヌの薬草ナギナタコウジュのお茶を飲んでみた感想・味や効能をレポート[北海道・白老町ウポポイ]

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アイヌの人たちが愛飲していたという野草茶の「エント茶」が販売されていたので、購入してみました。このブログでは、エント茶とは?効能は?実際に飲んでみた感想をレポートしています。

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エント茶とは

「エント」とはアイヌ語でシソ科のナギナタコウジュのことです。一年草で夏の終わりから秋にかけて紫色の可憐な花を咲かせます。

国内では北海道~九州に野山に自生し、花が一方向に密生して咲き、花の穂先が薙刀(ナギナタ)に似ていて強い香りがあるので、薙刀香薷(なぎなたこうじゅ)の名がついたと言われています。ちなみに英名はクレステッドレイトサマーミント( crested latesummer mint )といい、アジア東部の温帯から熱帯、ロシア、ヨーロッパにも分布しています。

全体に強い香りがするため、アイヌの人々は病魔や邪気はナギナタコウジュの匂いを嫌うので常用すれば健康でいられると考えました。茎や葉を風邪の時にはお茶にしたり、二日酔いの時にはエントの種をお粥に入れたり、風邪や二日酔いの薬として用いられていたようです。

エント茶の効能

解熱、発汗、利尿作用があり風邪、むくみ、腹痛に効能があると漢方にも生薬として用いられています。夏場のお腹の冷え、冷たい物の飲み過ぎ等、急性胃炎にもよいそうです。

エント茶の味と香りは?

邪気を遠ざけるといわれるエントの香りがどんだけクセのある匂いなのかと思えば、全くそのようなことはなく焙煎の香りがおいしそうです。飲んでみると野草のお茶らしい香ばしさと清涼感のあるすっきりとした後味のハーブティーです。ノンカフェインなのも嬉しいですね。意外にクセはなく飲みやすいと思いました。

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白老でナギナタコウジュ加えたクラフトビールが誕生

北海道の厳しい大自然と共に生きるアイヌの人々の知恵を感じるエント茶ですが、アイヌ文化の復興・発展のためのナショナルセンター「ウポポイ(民族共生象徴空間)」のある白老町では、

白老町産のエント(ナギナタコウジュ)を加えたクラフトビールを醸造中なのだとか!お茶がおいしかったので、ぜひクラフトビールも飲んでみたいです!!

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