シリア第二の都市アレッポの特産品として1000年以上前から伝統製法の手作りで作られてい流「アレッポの石鹸」を使ってみました。
アレッポの石鹸とは
シリアの第二都市アレッポは石鹸発祥の地と言われていて、オリーブオイルの生産量が多く、石鹸の原料が豊富にありメソポタミアとヨーロッパをつなぐ交易の要所であったことから、アレッポの石鹸はヨーロッパにも広まり世界中で愛用されるようになりました。
2011年のシリア紛争が起こる前は200軒以上の石鹸工場がありましたが、多くは廃業してしまいました。トルコなどに避難した石鹸職人さんたちにより製造が再開されています。
アレッポの石鹸の伝統製法
アレッポの石鹸は、人工香料や防腐剤・着色料・エデト酸・パラペンなどの合成着色料を一切使用せず、オリーブオイルとローレルオイルで作られた石鹸です。ローレルオイルは月桂樹のことです。
原材料を3昼夜釜炊きし素地をつくり、カットしたものを積み上げて長い年月をかけて自然に熟成(乾燥)させる伝統的な釜焚き製法で熟練した職人の技により作られています。
効果効能・使用感
固形石鹸タイプで、200gはけっこうな大きさと思いました。頭から顔、身体、髪までこれ一つで洗えます。ちなみにこちらはノーマルタイプで一個768円(税込)で購入しました。
定番なのがノーマルで、配合がオリーブオイル90%・ローレルオイル10%でニキビやあせもを防ぐ効果があるそうです。
オリーブオイルが多い方が、しっとりとしてつっぱらないそうなので、オリーブオイル98%・ローレルオイル2%配合のライトの方がノーマルよりもしっとりした洗い心地です。
月桂樹のウッディーな天然成分の香りは好みを選ぶかな?と思います。
泡立ちはゆるめでサラッとした感じの泡ができます。主成分がほぼオイルで作られている石けんなのでしっとりなのかな?と思っていたけど、洗い上がりは意外とさっぱりな使用感です。
洗った後もしっとりと保湿効果のある日本の洗顔用の製品を使い慣れてる方には、ちょっと物足りないかもと思いました。皮脂の落としすぎを控えたい人にはおすすめかもしれません。
アレッポの石鹸の使用上の注意
保存料なども入っていないので使用期限が短いです。外側の茶色は油性分が酸化した色なので、洗顔に使用するならまだ酸化していない内部のグリーンの部分を使用した方がよいのかなと思いました。