ドラマ「麒麟がくる」で注目の明智光秀公。ゆかりの地、京都丹波 福知山の名物「踊りせんべい」の実食レポート。大正9年創業 京都の老舗お菓子屋「千切屋」が創り続ける伝統の味わいです。福知山についても調べてみました。
京都の名物「踊りせんべい」
読書の秋を楽しもうと江別蔦屋書店に行ったところ、
「京都の人々の暮らしに巡り会う旅」と題し、京都旅行気分が味わえる本と京都名菓が並んでいました。北海道にいながら、京都名物のお菓子を買える貴重な機会だと思い、ひとつ購入してみました。読書の秋より、食欲の秋です!
かわいい明智光秀が描かれた踊せんべいが登場✨福知山観光案内所おみやげ処または「お城の下で」にて限定販売中です!#福知山 #おみやげ処 #踊せんべい #光秀ver #明智光秀 #ちょっと違う表情 pic.twitter.com/ayVFvosgyP
— 福知山なび@ (@mitsuhidehiroko) January 22, 2019
福知山在住のイラストレーターが明智光秀をポップなデザインで描いた限定の明智光秀公ver.も江別蔦屋書店で販売していましたよ。ドラマ「麒麟がくる」で明智光秀ゆかりの京都丹波 福知山にスポットが当たっているようでした。
京都の老舗お菓子屋「千切屋」
千切屋の踊りせんべいは、大正9(1920)年創業の初代店主が、「素朴で優雅な福知山音頭と踊りを味覚で表現しようと試行錯誤を重ね創り上げたせんべい」
昭和44年 第3回日本商工殿堂表彰大会「名誉総裁賞」
昭和9年 第2回全国菓子大共進會 壹等賞金牌授与
昭和13年 全国菓子共進會「一等金賞」
昭和52年 第19回全国菓子大博覧會「名誉大賞」
平成 6年 第22回全国菓子大博覧会「大臣栄誉賞」
平成10年 第23回全国菓子大博覧会「特別功労賞」
昭和時代から何度も表彰される「踊りせんべい」は、職人技が、一子相伝にて受け継がれた福知山名物。それにしても優雅な福知山音頭と踊りを表現した味とは?
ちきり屋の店舗・場所・通販・取り寄せ
踊せんべいの千切屋
屋号:合同会社 ちきり屋
住所:〒620-0872 京都府福知山市字岡ノ一町23
電話番号:0773-22-3632
FAX:0773-22-3348
営業時間:月曜~金曜 9:00~17:30 土曜日9:00~17:00
定休日:日曜日、祝日
※電話、FAXにて地方発送にて購入可能です(支払いは代金引換)
代引手数料【1万円未満 324円】 【1万円以上~3万円未満 432円】
お店では、福知山の企業が協力しつくった「おせんべいアイス」が評判のようです!福知山の食材にこだわったアイスクリームを踊りせんべいで包んだ、しっとりと柔らかい新感覚のおせんべいアイスだそう。
ところで、福知山ってどんな場所なのでしょう?
明智光秀が築いた城下町「福知山」
現在の福知山市は、京都府の北部に位置する市。
1575(天正3)年、織田信長の家臣となった明智光秀は丹波攻めの総指揮官に任じられます。
天正7年に丹波平定に成功した明智光秀が、新たに地名を「福知山」と命名し、丹波の拠点として築城したのが「福知山城」。
福知山城の大改修で石材や木材を運ぶ際「ドッコイセ〜 ドッコイセ〜」と手振り足振りを面白くし唄い出したのが始まりで、400余年にもわたって受け継がれる福知山の郷土芸能、福知山音頭です。
明智光秀は、戦火で荒廃した丹波の復興に力を入れ、地子銭免除令や由良川の氾濫を防ぐ治水事業などの善政を行なう良い領主だったそうです。
麒麟がくるで有名な福知山城 pic.twitter.com/EqXpz6kmyr
— 南武志 (@nYL0WnZ20uVqOBE) October 3, 2020
明智光秀といえば「本能寺の変」のクーデター起こした謀反人のイメージでしたが、ドラマ「麒麟がくる」の影響もあり、知性的でイケメン武将で福知山市民に慕われているのだとイメージが変わりました。
京都丹波「踊りせんべい」の福知山音頭の味とは?
素朴で優雅な福知山踊りを味覚で表現したもの。値段は6枚入り1080円(税込)でした。
材料は小麦粉、砂糖、卵、蜂蜜、重曹とこだわりの天然素材のみ。シンプルがゆえに生地の配合、こね方、焼き方、全てにおいて、高い職人技が必要です。
さっくり軽い生地が口の中でゆっくりとろけ、素朴な甘さが広がります。香ばしい小麦粉の風味が昔懐かしい味わいで、創業当初から長く愛され続けているのがわかります。
賞味期限は、製造日より約2~3ヶ月とご進物・京都土産にもおすすめだと思います。