弘前公園の亀甲門近くの津軽藩 ねぷた村から徒歩5分ほどの所にある「石崎弥生堂」で、津軽の名物菓子「縄かりん糖」と「バナナ最中」を購入しました。どちらも初めて見るお菓子でしたが、とても美味しかったです。
石崎弥生堂
石崎弥生堂は、嘉永七年(1854年)創業の老舗の和菓子店です。20種類以上の手作り和菓子や焼き菓子が販売されていますが、看板商品は「縄かりん糖(ナワカリントウ)」。
創業当時は「おこし本舗」の看板を掲げ、おこしや水飴を販売していたそうですが、三代目のときに「縄かりん糖」が考案され、縄かりん糖は先祖代々受け継いだ製法を守り、材料を変えずに作り続けられています。
津軽でかりん糖といえば、地元の人が思い浮かべるのが、ねじねじに編まれた「縄かりん糖」なのだとか。弘前名物として、昔から地元の人に愛される商品は、お土産として観光客にも人気だそうです。
農林水産大臣賞受賞「縄かりんとう」
1袋あたり内容量:200ℊ /値段:400円(税抜) /賞味期限:製造より約90日
縄かりんとうは津軽の名物として有名になります。さらに、1998年に岩手県で開催された全国菓子大博覧会にて、栄誉ある「農林水産大臣賞」を受賞しました。明治時代より続くその味は、大人から子供まで多くの世代に親しまれ、弘前を代表する菓子として、スーパーや弘前市内の土産店でも購入できます。
私のよく食べる市販のかりんとうは、黒蜜や黒糖などの砂糖蜜がからめられているのが普通なので、砂糖蜜からめられていない、砂糖をまぶしていないかりん糖を見たのは初めてでした。
縄かりん糖の作り方
昔ながらの手作り製法を受け継ぐ縄かりん糖は、砂糖蜜がからめられていないことも特徴のひとつですが、よりよりと捻じられた独特の形も特徴的です。このねじりを作る作業は機械ではできないため、こだわりの技で、一本一本手作りで作られるそうです。
原材料は、小麦粉・砂糖・大豆油・マーガリン/膨張剤
細長く練った小麦粉をひねり、大豆油で硬く揚げるというシンプルな製法のため、油のコンディションや、季節によって変わる温度や湿度に合わせて、微妙に生地を調整しているそうです。
添加物は使用せず、1日5千個を一つ一つ丁寧にねじり、3時間もの間ひたすら揚げ、取り上げたかりんとうには砂糖をまぶさず、生地だけに入っている砂糖だけの甘味は、素朴で優しい甘さになるのだとか。
縄かりんとう 実食レポ・カロリー
編み込まれた形は、一口で頬張るのが難しい大きさで、手で折ろうとしても固い!!かじってみたら、歯が折れるかと思うくらい固くてびっくり!!でも、かじったところから、縄がほどけて1本ずつポリポリと食べられるようになります。
甘さは控えめで、揚げたままの素朴な味わいは噛むほどに旨味と香ばしさが口の中に広がり、おいしい〜♪ 初めて食べるのになぜか懐かしい美味しさを感じ、手が止まらず、食べ続けて顎が痛くなりましたが、また食べたいと思う魅力的なお菓子でした!
気になるカロリーは、 100gあたり439kcalと、油を使っているのでなかなかでした。
石崎弥生堂 場所・アクセス・住所
[店舗名]石崎弥生堂(いしざきやよいどう)
[住所]青森県弘前市亀甲町13番地
[駐車場]店前に4台駐車可能
[電話番号]0172-35-5753
[定休日]日曜日
[営業時間]9:00~18:30