2020年に創業60周年を迎えたサンリオ。2021年は名古屋・大分・東京で、2022年は新潟・横浜・福岡・京都にてサンリオ創立60周年の大博覧会が巡回開催されました。2023年には札幌・山口・静岡・青森・・・を巡回する予定のサンリオ展「60th ANNIVERSARY SANRIO EXHIBITION ~THE BEGINNING OF KAWAII~ 永遠の“カワイイ”はここからはじまった── 」先日、札幌会場へ行ってきました。
「サンリオ展」ニッポンのカワイイ文化60年史
ハローキティやマイメロディ、リトルツインスターズ(キキララ)、ポムポムプリン、シナモロールなど、これまでに450以上ものキャラクターを生み出し、カワイイ文化を発信してきたサンリオの歩みをたどる「サンリオ展」
会場には、創業当時からのグッズや出版物、デザイン画など貴重な資料が展示され、「かわいい!」「なつかしい〜」「これもサンリオだったんだ!」「え?このキャラって、そういう設定だったの?!」と懐かしさと新鮮さが入り混じるワクワクでいっぱいでした。
札幌会場では、北海道近代美術館に入ってすぐのエントランスに増田セバスチャンさんの『Unforgettable Tower』が飾られており圧倒されます。
いざ展示会場内に足を踏み入れるとカワイイが溢れる世界。親子3世代で楽しめるサンリオ史上初の大博覧会というだけあって、実際に3世代で来ているご家族など小さなお子さま連れの方が多く熱気がすごかったです。お子さんたちも楽しめるのですが、自分が子どもの頃にサンリオキャラクターが好きだった世代の方が楽しんでいる雰囲気でした。
動画撮影はNGですが、写真撮影はOKとのことで、6つのテーマに分けられて展示されている会場の様子をご紹介します。
1.かわいいのはじまり
展示は、人を感動させる商品を作るには?とサンリオが試行錯誤し、「かわいいという新しい価値観をつくる」ために登場した「いちごシリーズ」から始まります。なぜ「いちご」なのかの意味がわかり感激🍓
サンリオの考えるキャラクターの定義。とか、めちゃくちゃ勉強になりました。カワイイはすごい!!
2.サンリオのキャラクター
主なサンリオキャラクター達が展示されるコーナー。キャラクターの設定や誕生秘話が紹介されています。
巨大なキティちゃんにテンションが上がります!
中でも、個人的にテンションが上がったのがこちらのキャラクター。ピンクのウサギちゃんのシリーズが当時は大好きでしたが「マロンクリーム」っていうキャラクター名だったんだ〜とか、フランスのパリ郊外でお生まれでしたか〜と全然よく知らなかったのに、とっても気に入ってたなと理屈なく好きになれるのがカワイイの力なんだと納得しました。
3.ソーシャル・コミュニケーション・ビジネス
サンリオショップやグッズについての展示のコーナーでは、サンリオショップの歴史やファンが起こしたムーブメントについてがわかります。
昔、持っていたな・・・とか
これ、欲しかったやつだ・・・とか懐かしさが止まりません。サンリオのものづくりに込めた強い信念にも改めて感動しました。
そして、壁一面には「いちご新聞」の表紙が展示され、ずーーーーっと見ていられるくらい楽しい
当時、お小遣いで買ったものを繰り返し読んで宝物にしていたことを思い出します。
4.ハローキティヒストリー
さて、みんな大好きキティちゃん♡ここではなんといっても
レディ・ガガ様が、2009年に米国サンリオのキティ誕生35周年記念イベントで実際に着用したキティのぬいぐるみドレス(再現)に大注目!!
さらには、キャラクターグッズは子どものものという、それまでの常識を「大人になってもカワイイが好きでいいじゃない」と変えてくれたのが、キティのピンクのキルティングシリーズだったよね!という記憶があるのですが、私もこのシリーズを愛用してました。今見てもめっちゃカワイイ!!
5.キャラクター×アートの世界
新進気鋭のアーティストたちが制作した展示会のためのオリジナルコラボレーション作品を展示したコーナーも見応えがあります
- 深堀隆介氏(オブジェ)
- 中臣一氏(バンブーアート)
- 森貴也氏(彫刻)
- はしもとみお氏(彫刻)
- 福井利佐氏(切り絵)
6.カワイイがつくる未来〜サンリオからのメッセージ〜
最後は、時代を超えて愛され続けるキャラクターたちに込められたサンリオの想いを感じ、考えさせれました。
「かわいい」だけではなく、「仲良く」「思いやり」を体現したサンリオのキャラクターたち。特にハローキティのリボンは、世界中の人たちを結ぶ「仲良し」のシンボルだといわれているのだそうです。
いまや世界共通言語ともなった「カワイイ」が、国境や世代を超えて愛されていることの根本的な部分には、誰の中にも本当は思いやりを持って仲良く暮らしたいという心があるからなのかもしれないなと思いました。
サンリオ展 オリジナルグッズ
サンリオ展札幌会場では、北海道立近代美術館のロビーにグッズ会場がつくられていたため、チケットなしでもグッズだけの購入ができましたが、開催地方によってグッズのみ購入可能かどうかは違うようです。
サンリオ展札幌では、グッズ会場は混雑時に入場制限があったり、行列ができていたりと大人気!サンリオ展でしか手に入らない、オリジナルグッズが100アイテム以上販売されているとのことでしたが、お菓子系は売り切れのものが多いと思いました。
オリジナルグッズのアクリルスタンドとポストカード、クリアファイル、図録を購入しました。
会場が混雑していて展示の解説文章をゆっくり読めなかったので、図録は買おうと思ったのですが、読み応えがあって買って大正解でした。
札幌会場開催場所:北海道立近代美術館
開催場所:北海道立近代美術館
住所:札幌市中央区北1条西17丁目
開催期間:2023年2月11日(土)〜4月2日(日)
開館時間:9:30〜17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜 (※月曜日が祝日、振替休日の時は開館で翌火曜日は休館)
駐車場:なし(提携駐車場あり)
北海道立近代美術館の提携駐車場
北海道立近代美術館には駐車場がなく、徒歩5分ほどのところにある「ビッグシャイン88北1条駐車場」が提携駐車場となっています。
ビッグシャイン88北1条駐車場(提携駐車場)
住所:札幌市中央区北1条西15丁目
料金:20分130円(入庫後20分を超える分は、20分につき130円増し)
※美術館利用者割引【20分無料】
駐車券を近代美術館1F東側出口付近にある押印機または三岸好太郎美術館受付の押印機で押印
※美術館利用者割引と障害者割引の併用不可。
公式サイト