2019年10月にご神水が復活したとニュースになった、北海道江別市萩ヶ丘にある【江別神社】。北海道内において、「ご神水」のいただける4箇所目の神社です。ご神水の復活にともない御朱印も少しデザインが新しくなりました。ご神水の御朱印・オリジナルお守り、2020年6月からの「疫病退散アマビエ御朱印」も評判です。
江別神社 由緒
明治18年、熊本県より移住した開拓者によって熊本藩主の加藤清正公を守護神として江別市緑町の飛鳥山にお祀りしたのが始まりです。その後、明治24年に出雲大社から大國主大神を奉戴し、明治28年に現在の萩ヶ岡に遷座されました。大正4年に伊勢神宮より天照大御神の御分霊を戴き主祭神としてお祀りしています。大正15年に郷社に昇格。昭和59年に鎮座百年を記念して現在の社殿が造営されました。
ご祭神
【天照大神(あまてらすおおかみ)】
天照大神は、日本神話における最高神で、太陽を神格化させた神。国に平和と豊かさを与える神様です。国土安泰、五穀豊穣、子孫繁栄、福徳などのご利益もあります。
【大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)】
大国主大神は出雲大社のご祭神。ご利益と言えば縁結びが有名ですが、国造りをしたことや、医療にも長けていたという話もあり、夫婦和合、子授かり、病気平癒、商売繁盛、五穀豊穣など、たくさんのご利益をお持ちの神様です。
【加藤清正公(かとうきよまさこう)】
熊本城の築城と数々の優れた国づくり政策で、知・仁・勇の三徳を兼ねる名将として知られ、武運が強かったことから、勝運と仕事運のご利益があると言われています。
ご神水のご利益
江別神社のある萩ヶ岡は、「神社山」とも呼ばれ少し小高い丘となっています。この丘は約3万年前の支笏火山灰の堆積でできた古砂丘で、水が湧き出ていたため、縄文時代より人が住み聖地とされていた場所だったそうです。
昭和30年代まで江別のまちの水源地としてこの場に井戸を掘り利用されていましたが、水道事業が進むにつれ、利用が減りに井戸も廃止されてしまいました。
地震などで江別市内で断水になったことをきっかけに、宮司が「この土地には豊富な湧き水があるはず。井戸を復活させ、災害時に地域の人に水を提供できるようにしたい」と決断され、この度、約50年ぶりに飲料水としても利用できる井戸「ご神水」を復活させたそうです!
ご神水は、境内の狛犬と御神木のアカマツの間にあります。
ご神水は、水質検査すべてに合格した弱アルカリ性軟水で、まろやかでほんのり甘味を感じるとても美味しい水です。美味しいだけではなく・・・・
水が汲み取られる地層は、水と貝殻と砂、そして水晶と紫水晶(アメジスト)からなる層とのこと。
水晶は、「神聖な石」として、邪気を払い、幸運を招く石。アメジストも「愛の守護石」として高貴で神聖なものとして古来より世界中で重宝されています。水晶とアメジストで濾過されたご神水を飲めるなんて、すごく神秘的です。開運パワーストーンのご利益もありそうです。
本殿にて参拝してから、お水をいただきます。ご神水の汲み取りは、平日の9:00 〜 16:00 に自由に汲み取ることができます(※冬季間には時間が変更される可能性もあります)
御朱印 とオリジナルご朱印帳「アマビエ御朱印」で疫病退散
御朱印とお守りは、社務所にていただけます。
↑以前(平成30年5月15日)に頂いた御朱印です。(初穂料300円)ご神水が復活してからは、
「郷土の銘水 江別神社ご神水」の文言とご神殿の両側にそびえたつ2本の松の木「夫婦松」、「手汲みポンプ」「豊かな水の流れ」をモチーフにしたハンコを押していただけるようになりました。
「ご神水の井戸」の印判を寄贈した山田印章印刷が、疫病退散を願って制作した「アマビエ」の御朱印も2020年6月より登場して話題です! 愛嬌のあるアマビエ様がキュートで魅力的な御朱印ですよね。
江別神社オリジナル御朱印帳もあります。とても高貴なデザインです。社務所にて、1冊1200円です。
お守り
縁結びをはじめ、様々なご利益のある神社なので、お守りの種類も豊富です。
特に江別神社のオリジナルのお守りは、裏に江別市の木である「ナナカマド」がデザインされています。ななかまどには「私と一緒にいれば安心」「あなたを見守る」という花言葉があります。さらなるご利益を感じますよね。
参拝時間
社務所(授与所)取扱時間(窓口受付時間)8:30 〜17:30 ※時間の変更、休業日あり
ご神水汲み取り可能時間 平日 9:00 〜 16:00 ※冬季間には変更の可能性あり
江別神社・所在地・住所・アクセス・地図
〒067-0071 江別市萩ケ岡1番地1 (駐車場あり)
TEL 011-382-2201