札幌【相馬神社】天之御中主様と御神木のご利益を感じられる超パワースポット[北海道札幌市豊平区]

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日本神話の天地開闢に登場され宇宙の中心である天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)さまを御祭神とする相馬神社に参拝してまいりました。樹齢300年以上と言われる御神木も素晴らしく、札幌屈指の超パワースポットと言っても過言ではありません!

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天神山はアイヌのパワースポットだった

札幌50峰の中で一番低い山である天神山の頂上に鎮座する相馬神社。標高89メートルの天神山にあり札幌の街並みを見渡せるようになっています。そのような立地を活かし、昔、アイヌの人々は天神山緑地を「チャシ」として利用していました。

チャシとはアイヌ語で「柵」や「囲」を意味する言葉。見張りをする砦、交易の中継地点、儀式の場所としての役割があったと考えられ、古くからパワースポットとして重要な場所でした。

相馬神社はアイヌのカムイ神にも縁のある場所に明治時代に入ってから建てられた神社であり、神社の裏手には、天神山緑地と呼ばれる公園があります。緑地内には相馬神社の他にも平岸天満宮・太平山三吉神社があります。

天神山緑地の一角には、藤棚があり「天神藤」と呼ばれ、5月下旬頃から藤の花が見事に咲き誇るのだそうです。

さて、第一鳥居をくぐり約120メートルの坂道を登ります。これがなかなか急な坂道なので怯んでしまいます。天之御中主大神様にお会いするのは並大抵のことではありません。

相馬神社の歴史・由緒

明治4(1871)年、岩手県水沢の旧藩士を主体とする入植者が、現在地(天神山)を神社予定地として貸し付けを受け、札幌神社(現在の北海道神宮)の遥拝所として祭事を執行したことが創祀となります。

明治35(1902)年、福島県相馬市の相馬太田神社より御分霊を奉じ、札幌郡豊平町5番地に仮殿を設け奉斎します。明治41年、正式に神社として北海道庁に認められ、大正5(1916)年に天神山の現在の場所に移転しました。

相馬神社の名称は、福島県の相馬三妙見社と呼ばれる相馬太田神社、相馬小髙神社、相馬中村神社の三社を氏神とする藩主相馬家の藩公の名前でもあります。

相馬神社の御神木「シバクリ」

張られたロープを頼りにしながら、急坂(男坂)を上ります。坂の途中から、少し緩やかな回り道(女坂)もあるようなのですが、雪のせいか真っ直ぐに登るルートしかわかりませんでした。

急な坂道を登り切ったところには、樹齢300年以上といわれるシバクリの木があります。ブナ科クリ属の木の一種で、秋になると栗の実がなるのだそうです。この木の周りでアイヌの儀式が行われていたそうで、四方に伸びる枝葉はこの場を抱きしめてくれているように見えます。

直径が約121cm、高さは約15mある大きなご神木を時計回りに1周すると 気が整うと言われているそうですが、雪が積もっていたので近くで拝ませていただくだけにしました。

御神木の辺りから、登ってきた坂道を振り返ってみると他にも立派な木々に囲まれているのがわかります。境内の樹木は昭和43年8月5日に札幌市保存樹林に指定されています。

相馬神社の境内の様子

相馬太田神社と同様の九曜紋が目に入ります。相馬氏の家紋でもある九曜の紋は、平安時代より厄よけの重要な文様とされていました。 九曜の紋の9つの星の意味は真ん中が「太陽」。 周りの8つの星は「月・火・水・木・金・土・羅喉(らご)・計都(けいと)」と言われていたり、北極星と北斗七星を神とする星辰信仰が由来ともされています。

龍神と阿吽の木彫像が素晴らしいシンプルながらも美しい拝殿です。

相馬神社の御祭神「天之御中主大神」

相馬神社の御祭神は「天之御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)」1柱のみをお祀りしています。

天之御中主大神さまは、日本神話の日本最古の神様であり、天地開闢(てんちかいびゃく)の際に突如現れた造化三神「アメノミナカヌシ(天之御中主)、タカミムスヒ(高御産巣日)、カムムスヒ( 神産巣日)」の中で最初に御姿を現し、すぐにお隠れになった万物の根源・宇宙の起源と伝えられる、全ての中心である最高神です。

古事記においても至高の神とされ、宇宙の始まりの源であり、宇宙創造をされた神様ということで宇宙の中心にいらっしゃるのが、
天之御中主大神さまです。

北海道でも、天之御中主大神さまをお祀りしている神社は希少で、相馬神社・札幌水天宮(正式名は水天宮)・函館水天宮・釧路神社・帯広明神大神社・柏木神社(恵庭)・鵡川神社などがあります。

相馬神社の御利益

相馬神社の御祭神、天之御中主大神は天地自然、万物の生育発展を主宰する神さまですので、主なご利益などというレベルではなく、すべてにご利益があるとされています。

手を合わせていると、何かを願おうという気持ちではなく、存在させていただいていることが有り難いというような気持ちにさせられます。一緒に参拝をした方から、

「アメノミナカヌシさま お助けいただきましてありがとうございます」

と唱えると良いと教えていただきました。

相馬神社 御朱印・御守り

拝殿の右手にある社務所にて、御朱印、御守りを拝受いただけます。

御朱印は書置きが用意されており、初穂料は500円。

御朱印にも描かれている馬がモチーフのお守りが「何事もうまくいくように」と語呂が良く相馬神社では人気だそうです。

相馬神社のアクセス・場所・住所

相馬神社インスタグラム(@souma_jinja
住所:北海道札幌市豊平区平岸2条18丁目1-1
電話番号:011-831-3413
アクセス:地下鉄南北線 南平岸駅または澄川駅から徒歩10分
駐車場:有り 参拝者専用の駐車場があります
参拝可能時間:24時間
社務取り扱い時間: 9:00~17:00
(年末年始は12/31の8:00~1/1の2:00、7:00~19:00、1/2~1/7は8:00~18:00)

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