「名古屋めし」といえば「ひつまぶし」ですよね。ひつまぶしの名店のひとつ稲生(いのう)でひつまぶしとうなぎ丼を食べました!
名古屋名物ひつまぶしのルーツとは?
ひつまぶしってうな重とどう違うの?って名古屋県民の皆さん以外には当然の疑問かなと思うのですが・・・せっかく名古屋に来たのなら、ぜひ味わいたい名古屋グルメですよね!
「ひつまぶし」とは、お櫃(おひつ)にいれたご飯の上に、細かく切ったうなぎの蒲焼をまぶした高級和食。発祥は、明治〜大正時代と言われ、会席料理の一品としてうなぎを振る舞う際に食べやすいように刻んだのが始まりだそう。うなぎの蒲焼を重箱にいれた「うな重」や丼に盛り付けた「うな丼」とは別の食べ物で、おひつに入れたのは、割れにくいという実用性から選ばれたとのこと。
薬味などで三通りの味わい方ができるのも魅力的ですよね!
ひつまぶし稲生(いのう)エスカ店
名古屋駅新幹線側にあるエスカ地下街は、アクセスが良く、ひつまぶしの名店も数店舗が出店していて、どこにしようか迷いましたが名古屋在住の友人に「稲生は地元の人もよく行くよ」と聞いていたお店でした。
1991年の創業以来、継ぎ足している秘伝のタレで毎朝市場から仕入れた新鮮なうなぎを焼きあげているのだそうです。行った時には行列はなく、すぐに席を案内してもらえましたが店内は満席で次々とお客様が来ていたので、たまたまラッキーでした。
名古屋駅地下のエスカ店の他にも、小牧小針店、豊明前後店、三重県に稲生ジャズドリーム長島店と4店舗あり、名古屋名物ひつまぶしを「少しでも安く、たくさんの人に食べてもらいたい」という思いから、価格を抑えて提供しているとのこと。
他店に比べるとリーズナブルな価格帯だったのでありがたかったです。
場所・営業時間
[場所]愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街 JR名古屋駅より徒歩約3分
[営業時間]平日11:00~21:30(LO21:00) 土・日・祝10:30~21:30(LO21:00)
[定休日]エスカ休業日に準ずる
稲生のメニュー
メニューにはひつまぶしの他にも名古屋めしの「みそ串かつ」やマグロやエビかき揚げなどの丼メニューもありました。一部メニューをご紹介します(※メニューは訪問時のものです)
- ひつまぶし 2980円
- 上ひつまぶし(肝吸付き) 3720円
- 特上ひつまぶし(肝吸付き)4430円
- うなぎ丼 2470円
- 上うなぎ丼(肝吸付き)3190円
- えびかきあげ丼 1170円
<ミニどんぶりセット>
- えびかきあげ丼・うなぎ丼 2090円
- まぐろ丼・親子丼 1040円
- まぐろ丼・えびかきあげ丼 1200円
- ひれかつ丼・うなぎ丼 2020円
ひつまぶしで使っているうなぎの量は、特上ひつまぶしで1本分、上ひつまぶしで4分の3です。
ひつまぶしと、うなぎ丼の違いを味わって見たくて、それぞれを注文しました。
ひつまぶしのおいしい食べ方とは
うなぎの香ばしい香りとともにひつまぶしが運ばれてきました。ご飯の上に海苔がしかれ、その上に細かく刻まれたうなぎがのっています。
三通りの楽しみ方が紹介されていて、お櫃から茶碗によそい一杯目はそのままで、二杯目はネギとワサビの薬味と一緒に、最後は出汁で「茶漬風」に食べるのがおいしい食べ方です。
皮はパリパリですが身はふんわり柔らかで、タレが濃厚でそのままでも十分おいしいのですが、薬味を合わせると(うなぎにネギとわさびは初めてでした)味わいが全然違ってきます。甘いタレと相性バッチリでびっくりでした。
ご飯の量にけっこうボリュームがあったのですが、お茶漬けにすることでサラサラと食べやすくなって最後まで美味しく食べて大満足でした。
うなぎ丼実食レポート
さて、あえてのうなぎ丼は、ひつまぶしと比べると身は弾力がある感じがしました。タレの甘さもほどよくタレがご飯によく絡みおいしかったです。タレは創業当時は辛口だったものを試行錯誤を重ねて甘みをたして作り上げたのだとか。
焼き方やこだわりのタレでそもそもの鰻がおいしいところに、食べ方の工夫でさらに美味しくしたのが「ひつまぶし」なのだと理解しました。
ひつまぶし稲生 公式サイト/SNS
公式サイト:なごやめしのひつまぶし専門店稲生(いのう) | 名古屋名物ひつまぶし・どんぶり
公式Instagram:ひつまぶし稲生(@hitsumabushi_inou)