天守閣に入れない名古屋城は石垣にも見どころ満載「算木積み」と「大名の刻印」を要チェック![愛知県・名古屋市]

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名古屋城を観光しました。名古屋城観光ガイドボランティアさんに案内してもらったので、徳川家康の力がいかに絶大だったかを実感することができました。名古屋城観光ガイドボランティアに聞いた名古屋城の見どころと出会えたらラッキーな縁起ものとは?

このブログでは観光ガイドさんに教えてもらた意外でユニークな見どころ「石垣」についてご紹介します。

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日本三名城の一つ名古屋城は「石垣」もすごい

姫路城、大阪城とともに、日本三名城の一つにも数えられる名古屋城は、1612 年に関ヶ原の合戦で勝利を収めた徳川家康が、大阪の豊臣家を牽制するために要塞としての機能を持たせ築城しました。

城の防御力を鉄壁にしてきたのが「石垣」で、家康は全国20の大名に石垣工事を進めさせました。名古屋城の石垣は365面から構成され、総延長は約8・2キロあり、各大名が持ち場を細かく分担して築きました。

石垣の角は、直方体状の石の短辺と長辺が一段ずつ交互になるように積まれていて、これを算木積(さんぎづみ)と言うのだとガイドさんが教えてくれました。

石垣の上には、櫓や天守などの建造物が乗ることも多く、角を安定させ強度を強める積み方で、石垣の角と建物の角がぴったりと合っているからぜひ見上げてほしいとこの場所に案内してくれました。

城見学の初心者なので、ガイドさん教わらないと石垣のことはあまり気が付かないでいたと思います。重機もない400年も前に人間の力でこの石垣を作ったって、改めて考えると不思議なくらいすごいことですよね!

清正流三日月石垣

天守閣の台座は、大名たちの中でも卓越した石積技術を持つ築城名人の加藤清正が担当しました。2万人を引き連れ、3ヶ月で工事を完成させたのだとか。上部で外側に反り出した技法は「扇の勾配」「武者返し」と呼ばれ、三日月のような美しい曲線も見事な石垣なので「清正流三日月石垣」とも呼ばれているそうです。

加藤清正が石の上に乗り、自ら音頭をとって賑やかに巨石を運んだという伝説にちなんだ「清正公石曳きの像」が城内にありました。

清正の偉業を讃る? 巨大な清正石

名古屋城本丸東門の桝形に使われている巨石は「清正石」と呼ばれ、高さ約2.5メートル、幅約6メートルと城内一番の巨石で重さは10トンと推定されています。

当時、大名達は大きな石で自分たちの技術力や殿様への忠誠心を示したのだそう。

「清正石」を運び施工した大名は加藤清正ではなく福岡城主の黒田長政なのだそうですが、築城での清正の活躍が目覚ましく「清正石」と名前が名付けられてしまったのだとか。長政さんにはお気の毒なかなしですが・・・城の中でも重要な門には、巨石を用いて権力や防備を誇示するという意味があると言うのもガイドさんが教えてくれました。

石垣に刻まれた大名の「刻印」

石垣を近くでみると、ところどころ石材に「刻紋」が彫られています。諸大名が自分たちで運んできた石だと分かりやすくするために模様を入れておいた「目印」なのだとか。ちゃんと目印つけておかないと、長政さんのように違う人の名前を付けられてしまうこともあるかもしれませんよね。

様々な模様が刻まれていましたので、探しながら石垣をみると楽しさが倍増しましたよ。

天守閣は閉鎖中で中には入れませんでしたが、外からでもその名城ぶりは十分に感じることができました。

名古屋城 場所・アクセス・駐車場

開園時間 9:00~16:30(本丸御殿・西南隅櫓への入場は16:00まで)
休園日 12月29~31日、1月1日(催事等により変更となる場合があり)
料金 大人500円、中学生以下無料
住所 愛知県名古屋市中区本丸1-1
アクセス
【電車】地下鉄名城線 「市役所」 下車 7番出口より徒歩約5分
【バス】なごや観光ルートバス「メーグル」の「名古屋城」バス停よりすぐ
駐車場 有料駐車場2か所あり(正門前、東門前)
電話052-231-1700(名古屋市観光文化交流局名古屋城総合事務所)
公式Webページ:特別史跡名古屋城

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