近年、人気の秋の風物詩といえば「コキアの紅葉」ではないでしょうか?有名なのは、茨城県ひたちなか市にある国営ひたち海浜公園の「みはらしの丘」が、“赤の絶景”と呼ばれ茨城の紅葉名所となっていますね。ぜひ一度、訪ねてみたいと思っていましたが、茨城までなかなか・・・ところが、地元北海道にもコキアのガーデンをつくっているところがあると知り、さっそく行ってきました!
【ゆにガーデン】紅葉シーズン到来ピンクのコキアを見に行ってみた!入場料金メニューあり[北海道由仁町の庭園ゆにガーデン]
観光体験【ゆにガーデン】コキアでおしゃれほうきを作ってみた![北海道由仁町の庭園ゆにガーデン]
コキア とは
コキアは別名「(帚木)ホウキギ」「ほうき草」とも呼ばれる、ふんわりとしたフォルムが可愛らしい一年草です。草丈は50~100cmほどに生長し、種類によって、ほおっておくと丸い形に収まるタイプと、上向きに伸びるタイプの2種に分かれます。
コキアからできるもの「畑のキャビア」
コキアは鑑賞するだけでなく、茎も実も役に立つ利用価値のある植物でもあります。
コキアの茎は先端が細くなっているので、昔から茎を乾燥させて束ね、落ち葉を掃いたりするのに使ったそうです。和名のとおり、草ホウキを作るのに適した植物だったんですね。
また、収穫したほうき草の実の外皮をむき、乾燥させたものは食用になるそうです。
直径1~2mmの小さなこの緑色の実は、通称「畑のキャビア」と呼ばれコキアのタネを加工して作られたもの。
秋田県の郷土料理の名物「とんぶり」の材料がコキアの果実を収穫したものなのだとか。
プチプチの食感が特徴で、抗酸化作用や、便秘解消、鉄分補給など栄養価が高いのにローカロリーな食材で、クセがなく淡白な味わいだそうです。
和え物や納豆や酢のもの、サラダなどに入れて食感を楽しんだり、お刺身などの和食に添えられていたりして、産地が秋田県であることから、東北では一般的に食べる機会が多いそうです。
コキアの花言葉
育てて見て癒されたり、食べられたり、ホウキを作ったりと楽しめるコキアの花言葉は、
「恵まれた生活」「夫婦円満」「私はあなたに打ち明けます」など、ほっこりする花言葉です。
風水的にもお庭に植えると家庭運がアップしそうですよね。
コキアは比較的、土質を選ばない丈夫な植物なので、家庭でも比較的簡単に育てることができるそうです。育て方のポイントは、日当たりがよく、水はけのよい土壌を好むので、適した場所に植えること。暑さには強く寒さに弱い一年草で、ホームセンターなどで苗も販売されています。
コキアの根は直根性なので、ポットで購入して植えるときには根を崩さないように気をつけます。
北海道のコキアパーク「ゆにガーデン」
お庭でコキアを育てるのよりも、すぐにコキアを楽しみたかったので、札幌から車で約60分の夕張郡由仁町にある「ゆにガーデン」に行ってきました。
ゆにガーデンは、2021年にはコキアエリアが拡大され、32000株もある「コキアの丘」は北海道最大級のスケールです。
コキアの丘の他にもそれぞれにコンセプトの違う15のテーマガーデンがあり、四季折々の花やハーブが咲き誇る英国風庭園、敷地面積14.2haの、日本最大級のガーデンです。
地元近郊の野菜を使用したレストランやカフェもあり、ドライブにピッタリのスポットです。またガーデンウェディングもできる魅力的な庭園です。
ゆにガーデンの入り口になる【センターハウス】は、1階にアロマグッズやハーブティーを販売する「フレグランスショップ」。オリジナルのソフトクリームが人気のカフェテリア「バジル」。2階には、地元産野菜を使用したバイキングレストラン「チャイブ」やハーブを使用したさまざまなグッズの製作や料理体験が楽しめる「ハーブホール」などがあります。
【ファーマーズマーケット】由仁町産の新鮮野菜やお土産品、ハーブや花の苗も販売されています。
ゆにガーデンは本日より営業再開しております。
併設のファーマーズマーケットでは、今日から販売開始になる本年度の新米「ゆめぴりか」「ななつぼし」に、新発売の由仁町産果実を100%使用した「ハスカップジャム」に大人気で売り切れだった「由栗いものあまなっとう」も再入荷しております♪ pic.twitter.com/XXHlnXxsEk
— ゆにガーデン (@yuni_garden) September 11, 2021
ここは、買い物したいので帰りに寄るのがおすすめです。
さて、入場券を購入しセンターハウスを通り抜けると、
広々としたガーデンが広がります。
散策しながら、新エリアに向かいます。
102段の階段を上がって鳴らす「幸せの鐘」というハッピースポットもありました。
小高い丘から見下ろす景色はとっても清々しい感じです。コキアの見頃は6月~11月と長期に渡るそうですが、
コキアとコスモスの丘(茨城) pic.twitter.com/Yb57LtHkgv
— きれいな風景~Have a break~ (@new_rakuen) September 9, 2021
私が憧れる鮮やかなピンクのコキアの見頃はいつなのでしょうか?
コキアの見頃はいつ?
ゆにガーデンのコキアは、8月頃から明るい緑色のコキアが見頃となり、まりものような緑色のボールがモコモコところがっていてる様子がとてもキュートです。
夏にコキアは花を付けますが、咲いてることに気づかないほどコキアの花はとても小さいのだそうです。
9月に入り少しづつ赤く染まり始めます。徐々に赤みを増していき最大の見頃となるのは10月上旬、そこから~11月には真っ赤な紅葉からの淡い黄金色への変化も見事だそうです。
真っ赤になるのは、もう少しかかりそうかな?#ゆにガーデン #コキアの丘 pic.twitter.com/HwMPCa5ltA
— hitomin@手下こあとも羊飼い感染者 (@milktea_berry) October 10, 2020
ゆにガーデンの一回の入場料は700円(中学生以上)なのですが、シーズン年間パスポートは1000円で購入できるので、年パスを買って、期間中に何度か足を運んでコキアのグラデーションを楽しみたいなと思いました。
ゆにガーデンの夜のイベント「コキアライトアップ」
ゆにガーデンでは、年間を通じてたくさんのイベントが開催され人気となっています。春はさくら祭り、夏には夜のゆにガーデン散策、秋にはハロウィンのパレード、10月の最終営業日には「大感謝祭」が開催され、毎年多くの人が訪れるそうです。
◆お知らせ◆
9月18日・19日・20日は「コキアの丘」をライトアップいたします。
音楽と光の饗宴をお楽しみ下さい!
詳しくはHPをご覧ください。https://t.co/TVGEuc4OF4 pic.twitter.com/jObYqJjimz— ゆにガーデン (@yuni_garden) September 13, 2021
私が行った時にはちょうど「コキアライトアップ」の準備をしているところでした。
「コキアの丘」をライトアップし、音楽と光で彩るこのイベントは9月に行われ、ライトアップ期間は20:00迄営業延長(最終入園19:30)となります。
コキアの丘ライトアップ in ゆにガーデン part 2#ゆにガーデン #コキア pic.twitter.com/3U5TkgqW6g
— ケンドーカノン (@kanon_msk) October 9, 2020
夜のゆにガーデンも幻想的で素敵ですね〜
※イベント等、日程や詳細につては公式HPにてご確認ください
ゆにガーデン場所・アクセス・営業時間
住所:北海道夕張郡由仁町伏見134番地2
電話番号:0123-82-2001
開園時間:2021年4月29日〜2021年10月31日
営業時間:4月〜5月、10月→→10:00〜16:00 入園受付15:30まで
6月〜9月→→10:00〜17:00 入園受付16:30まで
アクセス
・JR由仁駅からタクシーで5分
・新千歳空港から車で30分
・札幌から車で60分
・札幌大通りからバスで60分40Km夕鉄バス/夕張行き10:00 11:20 13:30/由仁駅前下車