武田双雲展 ~新輝~が最高だった件。3月11日トークショー& ライブパフォーマンス参加レポ[北海道札幌三越]

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札幌三越本館にて開催されている【武田双雲展 ~新輝~】に行って来ました。 独自のスタイルを確立し、NHK大河ドラマ「天地人」などの題字や、企業とのコラボレーション、書籍も60冊以上出版され幅広く活躍する書道家・武田双雲氏のトークも最高でした!!

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武田双雲展 ~新輝~ 開催情報

開催期間

2023年3月1日(水)~2023年3月13日(月)
※最終日は17:00まで

開催場所

札幌三越本館10階
札幌市中央区南1条西3丁目8

公式サイト

札幌三越 武田双雲展

武田双雲展 会場の様子

 暗闇が光の存在を教えてくれます。 大変なことがあったあとは必ず光が差し込んできます。 あなたの新しい輝きはまわりを明るく照らすでしょう。 ー新輝ー

エスカレーターで10階まで上がった先にすぐ「感謝」の大きな越前和紙の書が現れます。

「越前和紙」「青墨」「藍染和紙」「書」「アートワークス」のテーマ別に200点以上の作品が展覧され、なんとまたも写真撮影OK! 私も双雲さんの作品を家に迎えたのはやまやまですが、まだ手が出せないので、ありがたく写真に納めさせていただきました。

越前和紙

会場内で、一番迫力を醸しているのがやはり越前和紙の作品だと思います。

福井県越前市でつくられ、1500年継承されてきた越前和紙。この越前和紙が溶かされた状態の時に手で書くという発想がすごいですよね!職人さんたちと何度も対話を重ねて共同作業をし出来上がるという作品は他では見たことのない独特の質感です。

岐阜県の美濃和紙、高知県の土佐和紙とならび、日本三大和紙に数えられる「越前和紙」は、美しく丈夫なだけでなく、抗菌消臭の効果が認められ宇宙滞在用被服の素材にも採用されているというから驚きです。

青墨

「静」という漢字にもあるように「青」はクールダウンの意味として使われてきました。
作品を観た時に、心が癒され、整う。青はそんな力を持っていると思います。

(札幌三越HPより)

武田双雲さんの作品で一際目を引くのが「青墨」。美しく深い青色の墨は双雲さんのために特別に作られたもののようです。

墨の滲みまでもが美しいですよね!!

藍染和紙


徳島の地で受け継がれる藍染を独自の発想と技術で開発するアワガミファクトリーの藍染め和紙。藍のいろのグラディーションがとても美しいです。藍染独特の青色と双雲さんの書が空のような海のような果てしない空間を感じさせる世界観を作り出しているので、見入ってしまします。

3歳の頃から母親である書道家・武田双葉氏に指導を受け、現在は書道家として活躍される双雲さん。トークショーの中で、書道家はシャーマンだというお話があったのですが、双雲さんのパフォーマンスを見させていただくと所作も美しく、本当に神事のようでした。

アートワークス


3年前ぐらいから、娘さんの色鉛筆で書の世界を表現したことがきっかけで、色彩のあるアート書を表現されるようになったという双雲さん。文字が遊んでいるような踊っているような明るさと楽しさを感じます。

まるで宇宙空間のような深い青色の作品も素晴らしかったです。

武田双雲氏  トークショー& ライブパフォーマンス

「地球の波動変わった?」というツイートがバズったという話から始まった双雲さんのトークショー。双雲さんがユニークなので、ついつい声を出して笑ってしまうくらいお話しが面白く、

母ちゃん [ 武田双雲 ]

双雲さんがどのような家庭で育ったのか?のエピソードは驚きですが、だからこそこうしてピュアで子どもよりも子どもらしい天真爛漫で無邪気な双雲さんなんだといことがとてもよく理解できました。

そんな双雲さんでもイラっとする時があって、そんな時にも「感謝」できることに意識を向けるということを話された双雲さん。お風呂上がりに体の水気を取ってくれるタオルや、ドライヤーに感謝をし、「感謝をしていると感謝したいことが起こる」のだと話してくれました。

「ありがとう」の教科書 [ 武田双雲 ]

そして、人間の脳はいつもちょっと先の未来を考えて心配していたり、過去に言われた嫌なことを思い出したりして、「今」にいることが難しい・・・と
ドライヤーで髪を乾かしている時も大抵「早く乾かないかな」とイライラしていたり、「あれをしないと」「これをしないと」と別の事を考えていて、ドライヤーの風を味わいながら髪を乾かすなんて、目から鱗でした。

「目の前の動作に集中してじっくり五感を使って味わう」1日の中でこういった時間を少しでも作ることは、「マインドフルネス」状態を作るのと同じと、靴下をゆっくりと味わいながら履くというお話も、双雲さんが話すととても楽しそうで、私もやってみたいなと思いました。

丁寧道 ストレスから自由になれる最高メソッド (単行本) [ 武田 双雲 ]

ずっと笑いながら、話を聞いていたのですが「すでに自分は、先祖や先人達が叶えた夢の上に立って居ると思うと、それだけで感動する」と言われた時には、ハッとして確かにそうだと泣きそうになりました。

そうして、ライブパフォーマンスでは「夢」という書を書き上げ、その様子を間近でみることができ、とても感動しました。

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