岡山銘菓【調布】お土産にもおすすめ!岡山の伝統和菓子実食口コミレポ[廣榮堂]

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岡山県といえば「きびだんご」が真っ先に思い浮かびますが、きびだんごは観光客向けで、地元の人はあまり食べないのだそうですね。「大手まんぢゅう」「むらすゞめ」にも並ぶ岡山銘菓のひとつ「調布」を今回初めて食べました!

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「調布」の読み方・名前の由来

『調布』は「ちょうふ」と読みます。京都御所近くで菓子屋を営んでいた倉敷生まれの間野与平氏が江戸時代末期に創作したお菓子です。

租庸調の税制がしかれていた時代に朝廷に『調』として納められた手織りの巻布に形が似ていることから千種有功卿によって「調布」と名付けられたと言われています。古くは『しらべぬの』と呼ばれたそうです。

元治元(1864)年、長州藩が京都御所を襲った蛤御門の戦いの後で岡山に帰った間野与平氏が菓子屋を開き、やわらかい求肥を薄く焼いたカステラ生地で包んだお菓子は評判となり、岡山銘菓として愛され続けてきました。

廣榮堂の調布

廣榮堂(こうえいどう)は、安政三(1856)年に創業した老舗和菓子店です。当時、日常の食べ物として親しまれていた「きびだんご」を茶席に出す新しいお菓子として工夫したのが廣榮堂誕生のきっかけだそうです。むかし吉備団子、元祖きびだんごをはじめとした岡山名物のきびだんごを作り続け、「きびだんご」と言えば!のメーカーです。

廣榮堂中納言本店には喫茶スペースが併設され、季節のお茶ときびだんごや、焼きたての調布を食べることができるそうです。

廣榮堂以外にも岡山の菓子屋ではだいたいどこでも作られているという調布ですが、廣榮堂では季節によって求肥の味を変えて限定商品を販売するので人気だそうです。

季節限定「桜」調布を実食

今回も「桜味」のお菓子が好きなので目に止まったたのですが、餡子ではなくて求肥を包むって斬新ですよね?これって珍しいお菓子だよねと思って食べてみたくなりました。

求肥には桜の花の塩漬けが練り込まれ、ふんわり香りピンク色が華やかです。モチモチで求肥そのものがとても美味しいのに、薄い生地が不思議なハーモニーを醸しています。てか、この皮も美味しい。

歴史の古い和菓子ですが、洋風和菓子といったような新しさを感じました。

廣榮堂 中納言本店場所・アクセス・公式サイト

廣榮堂:公式ホームページ

住所:岡山県岡山市中区中納言町7-32
電話番号:086-272-2268
営業時間:月~土曜日 9:00~18:00、日曜日・祝日 9:00~17:00
定休日:元日

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