【伊勢神宮】皇大神宮(内宮)の参拝ルート・回り方とお守り、御朱印について[三重県・伊勢市]

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生涯に一度は訪れたいといわれる「お伊勢参り」。皇室の御祖先の天照大御神をおまつりする伊勢神宮の中心「内宮」へのおまいりは、お伊勢参りのハイライトです!

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伊勢神宮(内宮・下宮)お参りする前の心構えと回り方、やってはいけないこととは[三重県・伊勢市]

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内宮・皇大神宮の御祭神

内宮(ないくう)の正式名称は、皇大神宮(こうたいじんぐう)です。内宮には、日本人の総氏神である天照大御神(あまてらすおおみかみ)がお祀りされています。

皇位のしるしとして受け継がれる三種の神器の一つである八咫鏡をご神体として伊勢の地にお祀りされました。

なぜ三重県の伊勢に神宮が?

『日本書紀』によると、天照大御神が孫の瓊瓊杵尊をこの国にお降しになる(天孫降臨)際に、高天原でお育てになった稲穂と「この国は天地と共に永遠である」との祝福のお言葉と宝鏡を授け、「この鏡は私を見るがごとくにまつれ」と命じられました。

天孫降臨にお供した神様のお神社はこちら↓
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八咫鏡は代々宮中で天皇ご自身がお祀りされていましたが、今からおよそ2000年前、崇神天皇の御代になると国内に疫病が流行り、天皇はまつりごとに誤りがあるのではないかと考え、八咫鏡を大和の笠縫邑(かさぬいむら)に神籬を立ててお祀りすることにしました。

次の垂仁天皇の代になって、皇女の倭姫命(やまとひめのみこと)に新たに大御神さまをお祀りするにふさわしい地を探させることになりました。倭姫命は大和の国を始め伊賀、近江、美濃の諸国を巡られた後、伊勢に到着し五十鈴川のほとりにさしかかった時、大御神さまは「この伊勢は、常世から波が寄せる真に美しいところである。この国にいようと思う」と倭姫命に告げられ、この地に鎮座されました。

内宮のまわり方「右側を歩く」

五十鈴川にかかる宇治橋を渡ると神界へと次元が変わったような空気感になります。

内宮の宮域内は右側通行です。内宮は右側、下宮は左側の理由は古い書物などを読んでもはっきりと書かれていないそうですが、参拝前にお清めをする御手洗場が内宮は右側、外宮は左側であったことも理由と考えられています。

多くの方が参拝に訪れて、中には知らずに失礼な振る舞いをされてる方も目につきました。その場で周りの様子を見て真似るのではなく、事前に正しく美しい参拝の仕方を知ってから参拝する方がよいなと、私は思いました。

内宮の参拝ルート

  1. 宇治橋を渡り神域へ入る
  2. 神苑を抜け、神宮の森へ
  3. 第一鳥居の前で一例する
  4. 五十鈴川御手洗場で清める
  5. 滝祭神にごあいさつ
  6. 正宮におまいり
  7. 荒祭宮
  8. 風日折宮
  9. 神楽殿
  10. 参集殿
  11. 子安神社

宇治橋の手前にある衛士見張所でイラストマップをもらえます。

このイラストマップの裏面は豊受大神宮(下宮)なので下宮でももらえるマップと同じものです。

宇治橋

宇治橋の大鳥居の前で一礼し神域へと向かいます。内宮は右側通行です。

宇治橋を渡ると参道は玉砂利になります。砂利の上を歩く時の音や感触で歩いているうちに穢れが祓われていくのだそうです。右手には美しい庭園が広がります。

神苑のさざれ石


神苑には君が代にうたわれる「さざれ石」があるのですが、表示も看板も何も無く見逃してしまいました・・・富士山の初期の溶岩だそうです。

神苑を進むと火除橋の奥に第一鳥居が見えてきます。


第一鳥居から先はより神聖さが増します。

第一鳥居の手前に手水舎がありますが、五十鈴川の清流で手水できます。

五十鈴川御手洗場

昔にならって五十鈴川御手洗場で手を清めます。川に住む小魚も見えるくらい透き通った水でした。川に投げ入れられたお金も見えましたが、川の環境を汚すため地元の土産物店が投銭をするための場所ではないと呼びかけているのだそうです。

白鷺ですか? 近くに飛んできて姿を見せてくれました。「ようこそ、道順はこちらですよ」とくちばしで教えてくれてるみたいですよね。

瀧祭神

スルーする方も多いようですが、白鷺のくちばしの指す方に「瀧祭神(たきまつりのかみ)」が鎮座されていますので、ごあいさつしてきました。瀧祭神は五十鈴川を守る水の神様を祀っています。通常はまず正宮を目指しますが、瀧祭神におまいりして「これから正宮に参ります」とお伝えすると正宮にお取次をしてくれるのだそうです。

正宮におまいり

20段ほどの石段の最上段には鳥居が立ち、写真撮影は石段の下のところまでとなります。正殿を中心に瑞垣、内玉垣、外玉垣、板垣の4重の塀に囲まれており、参拝する場所からはすべては見えません。参拝は外玉垣の外からになります。

圧倒的に厳かな雰囲気にご利益をいただこうとか、個人的な願い事を叶えてもらおうとか、そうした欲を出している場合ではないぞと自然と神聖な気持ちになりました。

荒祭宮の踏まぬ石

天照大神様の荒御魂をお祀りされている荒祭宮では、地元では困った時に助けてくれる、長生きさせてくれる神様であると昔から信仰されているそうです。ここのお宮ではこれから成し遂げ方たいことを宣言し御祈願をしてもよいそうです。

荒祭宮に向かう途中の階段のほぼ真ん中に『踏まぬ石』があります。石の割れ目が「天」(もしくは「人」)という漢字にも見えるため、天から降ってきた石といわれ、踏んではならないとされています。踏んではダメなのに、特に注意書きなどはなくて、『踏まぬ石』の存在に気づかずに踏んでしまっている人もいるようでした。

風日折宮

下宮の風宮と同じく級長津彦命(しなつひこのみこと)と級長戸辺命(しなとべのみこと)をお祭りしています。昔は風神社と呼ばれ風雨の災害がないように「風日折」という神事が行われていたのが名前の由来です。

神楽殿・参集殿

神楽殿は、ご祈祷、お神楽、御饌を行う御殿です。表参道沿いにありますが、参拝が終わってから戻りお神札・お守り・神宮暦・御朱印の授与いただきます。

授与時間は、午前6時から参拝停止まで。参拝停止時間は季節によって異なり、1月・2月・3月・4月・9月は午後6時まで。5月・6月・7月・8月は午後7時まで。10月・11月・12月は午後5時までです。

参集殿は、参拝者の休憩スペースもあり飲料水も用意されていました。参宮記念品も授与も行われています。御朱印は神楽殿のみでしたが、こちらにもお神札やお守りもあり、神宮御料酒と神饌(しんせん)も拝受でき、神楽殿よりも並ぶ人が少なくて、ほっとできるスペースでした。

伊勢神宮 内宮神域内 参集殿授与所 (8:30~16:00)

参集殿の近くに鯉もいましたよ。

子安神社・大山祇神社

参集殿から進み宇治橋を渡る前の道を右に行くと奥の方にひっそりと2つの神社があります。鳥居に近いのが子安神社、奥が大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)です。大山祇神社の御祭神は山の守り神、大山祇神(おおやまつみのかみ)で、子安神社の御祭神は大山祇神の娘神である木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)です。木花開耶姫神は瓊瓊杵尊の妻でしたね。子安神社は安産や子育ての神として信仰されています。

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内宮の御朱印・御朱印帳とお守り

伊勢神宮内宮の御朱印は、下宮と同様に「神宮印」「参拝日」だけのシンプルなデザインです。すべての御朱印のはじまりともいえる存在で、御朱印帳の最初の1ページを伊勢神宮内宮の御朱印をいただくために空けておくというの使い方もあるそう・・・そうとは知らず、ご縁があり足を運んだ順番で御朱印を集めていたのですが、ぜひ次の機会には伊勢神宮の御朱印帳を用意して、最初のページに内宮の御朱印をいただきたいなと思いました。伊勢神宮・お神札授与所や内宮の参集殿授与所、神宮会館で購入できます。

内宮の授与品

内宮で拝受されるお守りの種類は・御守・交通安全御守・開運鈴守・学業御守・厄除御守・安産御守・守祓・海幸守などがあります。

開運鈴守を内宮と下宮と色を合わせて、ペアにして持ち歩きたいです・・・またすぐにでも、神宮に行きたいですーーーー!!!! 次はぜひ、二見浦から回るルートで2〜3泊するくらいのゆったりしたスケジュールでお伊勢参りを心ゆくまで堪能したいと思うくらい特別な体験でした。

皇大神宮(内宮)場所・アクセス・参拝時間

住所:三重県伊勢市宇治館町1
電話番号:0596-24-1111(神宮司庁)
アクセス:
近鉄宇治山田駅からバス約20分
近鉄・JR伊勢市駅からバス約20分
近鉄五十鈴川駅からバス約6分

参拝時間:午前6時から参拝停止まで。
1月・2月・3月・4月・9月は午後6時
5月・6月・7月・8月は午後7時
10月・11月・12月は午後5時

伊勢神宮公式サイト・SNS・チャンネル

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