桜餅はもちろん!洋菓子、和菓子を問わず桜味のスイーツが大好きなので、くずさくら餅をコープでお取り寄せして食べてみました。
山中石川屋のくず桜餅
石川県加賀市の和菓子屋「山中石川屋」のくずさくら餅は、道明寺の桜餅をアレンジした葛菓子です。2月上旬~4月中旬までの季節限定商品です。
季節限定の葛菓子は、春のくずさくら餅の他にも
初夏には「葛よもぎ」、夏には「くず小倉」「くず菓子金時草」、秋には「くず菓子ピオーネ」が販売されます。
葛の効能と健康効果
葛(くず)は、日本の伝統的な植物で昔から食品や生薬として利用されています。漢方薬で有名な風邪のひき始めに効くという「葛根湯(かっこんとう)」も葛の根が主成分ですよね。
葛にはイソフラボンやサポニンが豊富に含まれており、更年期障害の予防・改善や血流改善などに効果があるといわれているとのことで、葛餅を食べてみたくなったんですよね。
桜で開運「くずさくら餅」を実食
くずさくら餅が4個入りで810円(税込)です。
袋の上の部分を切って、このままスプーンですくって食べると食べやすかったのですが、それじゃあ情緒がないですよね。
袋から取り出してみると、ピンク色が春らしい、ローズクォーツのような透明感が美しいくず桜餅が出てきます。
桜の花を塩漬けにしたものをくず粉・寒天でくるんでいます。ぷるんとした見た目が愛らしく、つるんとした餅につぶつぶした道明寺粉が違う食感を与えます。
桜は、古代から日本に伝わる山の神「サ神様」が降りてくる「座(くら)」だと考えられていました。春に咲くことから物事の始まりを意味し、幸先を予感させる縁起の良い花として古来より良縁祈願の木としても大切にされてきました。
木花之佐久夜毘売(コノハナサクヤビメ)の花としても知られ、桜のように美しい女神様であるとされ、桜は美人のシンボルと考えられるようになりました。虹のマート【木花咲耶姫像】コノハナサクヤヒメがなぜ弘前にお祀りされているの?スピリチュアル考察[青森県弘前市]
昔の人は、桜に「始まり」や「良縁」「美」などの縁起を込め、菓子やお茶、食べ物に使い、見るだけではなく味わって幸運を受け取ることをしたのでしょうね。
現代でも春限定の桜スイーツはハッピーな気持ちにさせてくれるパワーがありますよね!
山中石川屋といえば「娘娘万頭」
石川県加賀市山中温泉の和菓子店 山中石川屋は、明治38年に創業された老舗店。くず餅など数ある銘菓の中でも加賀美人をイメージして作られた『娘娘万頭(にゃあにゃあまんじゅう)』は加賀の代表銘菓で、お土産にも大人気だそうです。
「娘娘(にゃぁにゃぁ)」は、「娘さん」を意味する加賀地方の方言で、加賀美人の上品さを黒糖と地産味噌によるこしあんで表現しているそうです。黒糖と味噌と餡子が絶妙ですね。こちらもぜひ食べてみたいです。
本社:石川県加賀市山中温泉本町二丁目ナ24番地
関連記事:桜スイーツ
札幌千秋庵 【ノースマンさくら】定番人気北海道スイーツの期間限定味を実食口コミレポート
【桜フロマージュ】ロイズ( ROYCE’)桜が香る生チョコレート実食レポート【北海道スーイツ】
ご当地パン【イギリストースト】2022桜ミクと工藤パンのコラボ!桜クランチ入り練乳クリーム食べてみた[青森県民ソウルフード]