弘前公園の東門・北門(亀甲門)から徒歩5分程の場所にある「津軽藩ねぷた村」は、弘前ねぷたをテーマにし津軽の魅力をまるごと体験できる観光施設です。青森の夏の風物詩「ねぶた祭り」といえば、全国的にも有名なお祭りですよね! てか、方言の違いから青森市が「ねぶた」と言うのに対し、弘前市では「ねぷた」と言うことを初めて知りました〜
弘前ねぷたまつりの由来と歴史
「弘前ねぷたまつり」は、「青森ねぶた祭」「五所川原立佞武多」と並び青森三大祭りと称される青森の夏を彩る伝統的なお祭りです。各所でそれぞれに特徴があり、1980年(昭和55年)には、弘前ねぷたは重要無形民族文化材に指定されました。
「ねぶた」「ねぷた」「ねむた」など異なる呼称は、祭りの元になったと言われる東北の農民たちによって行われてきた「眠り流し」が由来とされています。津軽弁で「眠い」ことを「ねむてぇ」や「ねぷてぇ」ということから、「眠り流し」がねぷた流しに転化し、現在の呼び方になったといわれています。
しかしながら、ねぷた祭りの由来には諸説あり、
①精霊流しのように、邪霊(睡魔)を流し豊作の祈願をする「眠り流し」から由来する農民行事説。
②蝦夷征伐に際し坂上田村麻呂が、花や柳の枝を振りかざし、笛や太鼓、ほら貝などを鳴らし、夜には松明をつけて敵をおびき寄せたことから始まったという坂上田村麻呂説。
③津軽を統一した為信が、京都に滞留中にお国自慢の一つにと大灯篭を作らせ、京の町を練り歩き『津軽の大灯篭』と大評判となり、国元でも行なわれるようになったという津軽為信の説。
三つの説があるそうですが、その起源はよくわからないそうです。もっとも古い記録としては、1722年(享保7年)に五代藩主信寿公が「袮むた(ねむた)」を見物した記録が残されており、弘前ねぷたまつりは、今年2022年に300年という節目を迎えます。
弘前ねぷたまつりは毎年8月1日~8月7日に7日間にわたり開催され、
8月1日~8月4日 19:00~ 土手町コース(桜大通りから出発)
8月5日~8月6日 19:00~ JR弘前駅前コース(代官町みちのく銀行前から出発)
8月7日 10:00~ 土手町なぬか日コース(松森町ふれあい広場交差点から出発)
「ヤーヤドー」の掛け声とともに高さ7mの優美な扇ねぷたを中心に大小合わせ約80台のねぷたが弘前市内を運行します。
津軽藩ねぷた村では、弘前ねぷた祭りの雰囲気の他にも、津軽の「見る・聞く・食べる・買う・体験する」を味わえます。
津軽藩ねぷた村の施設・所要時間
津軽藩ねぷた村の施設には、有料見学エリアと入場料不要でショッピングや食事を楽しめるエリアがあります。見学&体験する時間がない場合は、ショッピングだけでも十分楽しめましたよ。
ねぷたの資料展示、ねぷたの実物大展示、津軽三味線・お囃子の太鼓実演があり生演奏が聴けるほか、津軽伝統の民工芸の製作体験などができる有料見学エリア「ねぷた村」。
料金は、
大人:550円
中学・高校生:350円
小学生:220円
幼児(3歳以上):110円
入場料を払い中に入ると、1.弘前ねぷたの館→ 2.ヤーヤ堂→ 3.津軽蔵工房たくみ→ 4.山絃堂→ 5.揚亀園・揚亀庵→ 6.ずぐり庵の見学エリアがあり、逆回りすることも可能です。 ※所要時間は30~45分位です。
青森県 弘前市
津軽藩 ねぷた村
青森方面は、ねぶた
弘前方面は、ねぷた
だ、そうです。こじんまりしているけどスタッフの方々が1人、2人の観客に対しても丁寧に説明してくれる。又、回転が速く太鼓、津軽三味線の実演があまり待ち時間なく見れた。津軽三味線の生演奏は素晴らしかった。 pic.twitter.com/1PqZVtVLTe
— 39KENT (@39KENT_oita) May 22, 2022
弘前ねぷたの館には、高さ10mの大型ねぷたと内部の骨組みを見学できる実物大の大型ねぷたが展示され、笛と太鼓のお囃子の実演や太鼓の体験可能です。
ソフトクリームから卒業して、ねぷた村内の津軽藩工房たくみのレジに移動になりました٩(๑❛ᴗ❛๑)۶
レジだけでなく、ちょっと大間のマグロねぷたの梱包とか、いろいろやらせてもらってます。いろいろ体験メニューもありますので、遊びに来てください٩(๑❛ᴗ❛๑)۶#津軽藩ねぷた村#津軽藩工房たくみ pic.twitter.com/yOAc51Wij8— 野生の馬(いつき)👑 (@junko283) May 1, 2021
津軽蔵工房たくみでは、津軽凧や津軽塗などの工芸品の製作風景を見学できます
津軽三味線山絃堂とねぷたの館で津軽三味線の生演奏を聴くことができます。
実は今日ねぷた村にりんごちゃん(@RINGOch42302983 )と徳永ゆうきさん(@Toku220 )が来てくれてましたー✨
生スターティン聞けちゃった🤭♪
#りんごちゃん #徳永ゆうき #ねぷた村 #弘前 pic.twitter.com/66kRgKEgPS— ねぷた村みねちゃん (@neputamuraPM) May 2, 2022
金魚ねぷたの絵付け、津軽凧絵付け、りんご土鈴絵付け、津軽焼粘土細工など、様々な工芸体験が可能です。体験ごとの料金と所要時間は、津軽ねぷた村HPで確認できます。→→民工芸品製作体験
入場料は不要で、買い物を楽しめるエリアも充実していました!
りんごや野菜などが販売されているJAの直売所「ひろさき新鮮組」には、地元の方もお買い物に来ているようでした。
農産加工品などの特産品や、津軽塗りの箸、津軽びいどろなどの工芸品を販売する「アンテナショップ弘前」は、青森県内のお土産品が揃っていました。
一番目を引いたのは、コロンとした形が可愛い干支ねぷた、金魚ねぷた、つがにゃん?などですが、これはどうやって使うものなのでしょう? 縁起ものでお部屋に飾るのかな?
この時はあまり時間がなかったので、アンテナショップで少しお土産品を買った程度でだったのですが、ここだけでも十分に楽しめました。
「めへや」中畑手焼きせんべい本舗
今日はねぷた村内の中畑手焼きせんべい本舗をご紹介だキン~✨
毎日職人さんが一枚一枚丁寧に手焼きで焼き上げてるよ~😃
特にピーナッツせんべいは大人気だキン❤️熱々のせんべいも食べれるよん🎶#弘前 #手焼きせんべい #ピーナッツせんべい #焼きたて pic.twitter.com/zjfZSqWolo
— 津軽藩ねぷた村コガちゃん(青金魚) (@neputamuraTK) August 27, 2020
職人技の手焼きせんべいの実演販売もあります。
胡麻煎餅 、皮付ピーナッツ煎餅 、りんご煎餅 、たまご煎餅 、大粒ピーナッツ煎餅 、しょうが煎餅など種類も豊富で、焼き立てで、まだホカホカの手焼きせんべいは食べ歩きに最高だそうです。
津軽藩ねぷた村めへや【中畑手焼きせんべい本舗】の焼き立て煎餅が美味しすぎ!お土産にもオススメ!!
大かまど飯 津軽旨米屋(うまいや)
お食事処も入場料が不要です。ごはん・味噌汁・漬物にこだわり、津軽地方で食べ継がれてきた家庭料理をいただけます。
営業時間は11:00~15:00と短めです。青森県産のお米をかまど炊きしたご飯は間違いなく美味しいでようね!
お待たせいたしました~☺️
今年も当店人気の、ソフトクリームが販売開始いたしましたよ❤️
青森りんご味&青森みるく味&期間限定のさくら味の3種類になります🎵
是非、食べてみてくださーい😍#さくら #弘前城 #ねぷた村 #弘前さくら祭り #ソフトクリーム pic.twitter.com/0vTATo5Uz3— 津軽藩ねぷた村コガちゃん(青金魚) (@neputamuraTK) April 16, 2022
夏季の間、期間限定で提供されるソフトクリームも美味しそう!! 青森りんご味、青森みるく味・・・りんご味のソフトクリームはぜひ食べてみたいですね。
青森【りんごソフトクリーム】ご当地ソフトクリーム実食レポ。[青森県弘前市津軽藩ねぷた村]
次回、訪れた際には有料施設もじっくり見学して、津軽の文化を堪能したいです。
津軽藩ねぷた村 場所・アクセス
[住所]青森県弘前市亀甲町61
[駐車場]普通車:100台以上(大型バス駐車可)営業時間は9時~17時まで。
※当施設利用のお客様はレシート提示で普通自動車1時間無料、以降30分110円
(見学・買物・食事などの複数のご利用で最大2時間無料、以降30分110円)
※さくらまつり、ねぷたまつり、菊と紅葉まつり、雪燈籠まつり期間は、駐車場の料金形態が異なる
[アクセス] JR弘前駅よりバスで約15分
[営業時間]9:00~17:00(閉館時間17:30)
(11月~3月のこぎん刺し体験は16:00終了)
[定休日]年中無休
[入村料]一部有料エリア有り
※売店・食事処などのショッピングエリアのみ利用の場合は無料