【バターもち】秋田の郷土菓子を食べてみた。切り餅で再現作り方レシピもご紹介[蕗月堂]

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秋田の郷土菓子「バター餅」が、コープさっぽろの宅配トドックで紹介されていたので、注文してみました。バターもちの実食レポートと、とても美味しかったので、家庭で再現するためのレシピも調べてみました。

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バター餅とは

「バター餅」とは、秋田県北秋田市で40年以上も前から各家庭で作られていた郷土菓子。テレビ番組『秘密のケンミンSHOW』で紹介されたことをきっかけに注目され、秋田の新名物として全国的に人気となっています。

もち米を蒸してついた餅にバターや砂糖、卵を練り込むことで、冷めても固くなりにくく、やわらかい食感が保たれ、栄養もあり腹持ちもいいことから、マタギたちの間で携帯用の持ち歩きに重宝されていました。

北海道が舞台となる漫画『ゴールデンカムイ』でもマタギの非常用携帯食のモチが第8巻で登場するのですが、真っ先にそれが思い浮かびました。

秋田・阿仁のマタギだった谷垣源次郎が、鶴見中尉に自分の過去を語るシーンで話題になる「カネ餅」。カネ餅は、米粉に水を加えて味噌か塩を混ぜてこね、葉っぱに包んで囲炉裏の灰の下で蒸し焼きにするものです。地域によっては「味噌は厳禁」などの決まりごとがあり、谷垣は自分のカネ餅にこっそりクルミを加え、隠し味にしていたことが、ストーリーの伏線となっていくんですよね。

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それはさておき、

「バター餅の里」北秋田市

秘密のケンミンショーで、「元祖 柴田さんちのバター餅」が取り上げられブームとなったことをきっかけに、北秋田市は「バター餅の里」宣言をし、7月23日を「北あきたバター餅の日」と制定し、北あきたバター餅の商標登録もしたそうです。

バター餅の出来栄えや美味しさを競う「BM-1グランプリ」も開催され、従来の伝統的なバター餅の「クラシカル部門」と、他の食材を加えてアレンジする「アレンジ部門」の2部門に分けて行われるそうです。アレンジ部門のバターもちは、どんなアレンジがあるのか興味深いですね!

マップ

北あきたバター餅マップ

地元のオリジナル菓子として北秋田市の特産品に認定され、作って売る人も増え類似品も出回るようになったため、北秋田市では「日本バター餅協会」を発足させました。日本バター餅協会認定のマークが付いたものと、そうでないものとがあるようです。種類が多すぎて迷った時には、認定マーク付きのものを選んでみても良いかもしれませんね。

秋田空港、駅前、道の駅、ホテルや旅館などのお土産売り場などで、様々なメーカーのバター餅が販売されているので、形や食感、味の違いなども食べ比べて楽しむのもおすすめだそうです。

蕗月堂(ろげつどう) バターもち


蕗月堂 あきたのバターもち

「蕗月堂」は、昭和元年に創業の秋田県横手市にある和菓子店です。「しっとりまんじゅう」やどら焼きなどのお茶菓子が人気。蕗月堂のバター餅は、秋田空港の売店や、時折スーパーにも並ぶことがあり、秋田県内でもメジャーなようです。

蕗月堂「バターもち」6個入の価格は、648円(税込)1個あたり108円。日持ちは10日ほどです。

一個の長さが5㎝ほどで、ほんのり黄色くてとってもやわらかな食感。今まで食べた中で似たようなモノがないくらいになめらかでした。

味は、想像していたほどバター風味ではなく、じんわりとバターの香りとコクを口の中で感じます。ほんのりとやさしい甘さで食べやすくて美味しいです。

バターと砂糖が入っているからカロリーは高めの1個136kcal。でも、また食べたい!!

有限会社蕗月堂
住所:秋田県横手市十文字町西原一番町74
電話番号:0182-42-0206
営業時間:9:00~19:00
定休日:日曜日

切り餅で簡単レシピ バター餅の作り方

Markus SpiskeによるPixabayからの画像

昔から家庭で作られてきた郷土菓子なら、おうちでも作れるかも?ということで、レシピを調べてみました。

切り餅を使ってレンジで手軽にできるレシピがありましたよ。

材料

切り餅 3個
牛乳 60cc
砂糖 30g
卵黄 1個
バター 20g
片栗粉 大さじ1
塩 小さじ1/3
水 大さじ2

作り方

1. 切り餅を、小さめにカットして耐熱ボウルに入れる。水を大さじ2を加えて、500Wの電子レンジで2分加熱する。

2.水を捨て、スプーンの背を使って、お餅をやわらかくするように混ぜ練る。ひとまとまりになったら、牛乳、砂糖を加え500Wの電子レンジで1分加熱する。

3. ボウルをレンジから取り出して、熱いうちに卵黄、塩を加えて混ぜ合わせる。

4. バターを追加して溶かしながら混ぜたら、最後に片栗粉を加えて生地をまとめます。

5. バットなどの容器に打ち粉をしておき、生地をおきます。冷めたらカットする。表面にも片栗粉をまぶすと切り分けやすく最後に余分な片栗粉を落として器に盛れば出来上がり。

家庭で手作りする場合には、牛乳と卵が入っている生菓子なので、早めに食べ切るのがいいと思います。

バターもちがすっかり気に入ったので、ぜひ作ろうと思っています。

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