弘前観光【三笠屋餅店】津軽名物「あさか餅」を食べてみた。粒々の正体は米?![青森県弘前市土手町]

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弘前市土手町商店街に店を構える三笠屋餅店。泊まったホテルのお向かいにあったので、ちょっと立ち寄ってみたところ、衝撃的な美味しさの「あさか餅」に出会いました!津軽地方の郷土餅だそうですが、見た目も食感も初めての餅の実食レポートと、あさか餅の由来について調べてみました。

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三笠屋餅店

城下町として栄えた弘前で創業80年以上の老舗餅屋「三笠屋餅店(ミカサヤモチテン)」。添加物の入っていない、もち米100%のきねつきの餅を販売しています。

豆大福、よもぎ餅、あさか餅、おはぎは常時販売され、その他、うぐいす餅・桜餅・柏餅などの季節商品や注文商品も扱います。

看板商品は「あさか餅」。弘前であさか餅といえば「三笠屋餅店」と言われるほどなのだとか。

てか、あさか餅って何なんですか・・?と思って、食べてみたくなりました。

あさか餅の由来


あさか餅は、津軽地方の郷土餅菓子。北海道では、見たことも聞いたこともありませんでした。

平べったい丸いお餅の真ん中は、少しくぼんでいて可愛らしいピンク色になっています。餅生地には粒々が塗されています。この粒々はパッと見に白ゴマかな?ナッツかな?と思ったのですが、いやいやケシの実で、きっとケシの花を模したお餅なのだろうと・・・調べてみると全然違いました。

大福餅の表面にまぶしている粒々は、「あさか種」と言われるものでケシでも胡麻でもなく「道明寺粉」を焙煎したものだそうです。道明寺粉は、もち米を主原料とし米を蒸らして乾燥させ、粉砕した和菓子などによく使われる粒状の食材です。

昔から米の産地である津軽地方では、餅や煎餅など米を加工した名物が多いですが、餅のトッピングにも米を使うとは、さすがの米どころですね。

あさか餅は津軽地方でしか作られていない餅で、三笠屋餅店以外にも佐藤もち店(新茂森新町)、もち処一久(浜の町)など、弘前市内のいくつかのお餅屋さんで作られている名物餅です。

色々と調べてみましたが、江戸時代からあると言われる「あさか餅」の誕生の歴史や由来については、よくわかりませんでした。地元では、昔から馴染みが深く、全国的に当たり前にある餅だと思われているそうです。

道明寺粉を煎った際のほんのりとした香りからか、「浅香餅」と漢字で表記するお店もありました。

あさか餅 実食レポート

中の餡子はこしあんで、お餅は柔らかく、餡の甘みと「あさか種」の粒々の香ばしさが絶妙でめちゃくちゃ美味しい!独特の大福です。津軽の逸品に出会えて感激でした。

お土産に持ち帰りたいとも思ったのですが、無添加のため翌日には固くなってしまうとのこと・・・弘前に足を運んだ時には、ぜひ召し上がっていただきたいオススメの大福です。

ちょうど行った時期はコロナの影響で店内飲食ができませんでしたが、三笠屋餅店ではイートインスペースがあり、夏場には「あさかアイス」が名物だそうです。

三笠屋餅店 アクセス・駐車場・営業時間

三笠屋餅店 Facebook

[住所]弘前市土手町146-2
[電話番号]0172-32-7590
[営業時間]8:30~17:30
[休日]不定休
[駐車場]有り

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