青森県【弘前市りんご公園】観光おすすめ見どころ・案内マップ・イベント

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弘前市街地から車で約20分ほどの場所に弘前市りんご公園はあります。入場料・駐車場は無料で、園内は子どもの遊具や広場があるのでピクニックもでき、地元の家族連れが楽しんでいるのどかな様子がありました。岩木山をのぞむ風景も素晴らしく、おみやげ・レストランもあるので観光にもおすすめのスポットです。春にはリンゴの花見、秋は収穫体型もできますが、行ってきたのはどちらも外した時期になってしまいました。

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弘前市りんご公園マップ

弘前市りんご公園は、昭和40年(1965年)に弘前市が青森放送株式会社から土地を譲り受け開設した公園です。約9.7ヘクタールある公園には約80種、2300本もの林檎の木が植えられています。

園内には、季節に関わらず1年を通してりんごの店頭販売をし、りんごにこだわった商品が並ぶお土産コーナーや軽食・喫茶コーナーがある「りんごの家」、岩木山を一望できる「すり鉢山展望台」、市文化財の「旧小山内家住宅」、シードルを醸造する工房「kimori」などの施設やみどころがあります。

「ふじ」準原木

明治8年(1875年)に内務省勧業寮から3本の苗木が配られて青森県庁に植えられたことからリンゴ栽培が始まりました。明治時代に入り武士が失業したことから、武士に仕事を与えるためにりんご生産が広まっていきます。

りんご公園には昭和33年(1958)、齊藤昌美氏が「ふじ」の原木の穂木を、自分の園地の木についだうちの1本があります。

「ふじ」は世界一の品種と言われ生産量世界NO.1を誇り、リンゴの世界ブランドとして普及していますが、昭和時代に「味は良いが見た目が良くない」という評価だった「ふじ」に人生を賭けて栽培技術を完成させて普及したのがリンゴ作りの名人・斉藤昌美氏です。

自ら育てた木の枝を、他の生産者に分け与えて広げていき、ふじは日本を代表する品種となったのだそうです。蜜入りが良く、甘みと酸味のバランスが良いのが特徴です。

ふじの原木は、現在、岩手の試験場で大切に管理されています。

「金星」準原木と岩木山

ふじの準原木の横には、弘前市発祥の「金星」の準原木もあります。「金星」は薄いクリーム色のような色合いが特徴で、果肉は適度な歯ざわりがあり、甘味酸味ともバランスがとても上品な味わいです。金星は弘前発祥の希少品種だそうです。

弘前のりんご栽培の歴史に重要な木が大切にされているんですね。

ニュートンのリンゴの木

公園内には、アイザック・ニュートンが落ちるリンゴを見て、万有引力に気づいたと言う逸話が残るニュートンのリンゴの木(品種・ケントの花)もあります。

ニュートンのりんごの木は見たいなと思っていたんですよね。

この品種は、収穫前に落果する性質が強いらしく、酸味が強くあまりおいしいリンゴではないとの評判です。

りんご園

園内は広く、所々案内の看板はあるものの、迷子になりそうでしたが、花の開花シーズン(5月GW頃)や秋の収穫シーズンには散策していても楽しいだろうなと思いました。

私が行った時には、花が咲き終わった時期だったので、花の後に実がたわわな様子が珍しいと思って見ていました。一つの株に5つくらいの花が咲き、果実を付けますが、これを全部ならせると栄養が足りなくなり、小さなりんごしかできないので、一つだけ残して摘み取る「実すぐり」という作業が6〜7月にかけて行われるのだそうです。

すり鉢山

公園内に突如現れる「すり鉢山」。山頂に登れば、りんご公園の全景が望めるだけでなく、南西に白神山地、西に岩木山、北に津軽山地と梵珠山、東に八甲田連峰、南東に阿闍羅山など津軽の有名な山々を眺望できます。(実際に上っては見ませんでしたが)この小高い山は、江戸時代に鉄砲、大砲の練習の的にするために築いた人工の山なのだそうです。

りんごの乙女像「りんご園」

りんごカゴが重そうな女の子の銅像・・・この子、弘前の街中でも見かけた気も。

りんご公園内には、弘前駅にもある「りんごのポスト」もありました。

公園内では、りんごをモチーフにしたオブジェやデザインがたくさんありますので、それを見つけるのも楽しみでしたよ🍎

りんご公園のイベント

5月「りんご花まつり」

桜の花が終わる頃にりんごの花が咲き、弘前では2度目の花見シーズンがあるんですね!

11月「りんご収穫祭」

りんごの収穫期に豊作を祝いまつりが開催されます。期間中には、りんごにこだわった様々なイベントが行われます。

5月〜11月 りんご作業体験

花摘み、摘果(実すぐり)、葉摘み、収穫などの作業体験ができます。※要予約・所要時間30〜60分

8月〜11月 りんご収穫体験(有料)

8月上旬から11月上旬まで、食べごろに育ったりんごの収穫体験(有料)もできます。※30分毎に案内あり

りんご公園公式SNS情報

Instagram:弘前市りんご公園 @hirosaki_applepark
X:りんご公園 @hi_applepark

りんごの状況、イベントの情報がチェックできます。

りんご公園アクセス・住所・場所

住所:青森県弘前市大字清水富田字寺沢125
(駐車場 収容台数460台※駐車料金無料)
アクセス:JR弘前駅よりバスで約20分「常盤坂入口」下車、徒歩約7分
電話番号:0172-36-7439
開館時間: 9:00~17:00
※施設利用時間以外でも園内を散策することができます。
入園料:無料
休園日 年中無休 ※臨時閉園の場合あり

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