弘前【弘大カフェ成田専蔵珈琲店】コーヒー文化と歴史とレトロを楽しめる喫茶店で「藩士の珈琲」を購入[青森県弘前市文京町]

弘前大学の隣にある「弘大カフェ」に行ってきました。「珈琲の街ひろさき」と言われるほど、喫茶店文化が根付いている弘前市では、明治〜大正時代に建てられた洋館を再利用した趣きのあるレトロカフェが数多くあります。

弘大カフェ成田専蔵珈琲店
旧制弘前高校外国人教師館　とは
藩士の珈琲とは
弘大カフェ成田専蔵珈琲店場所・アクセス・駐車場
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弘大カフェ成田専蔵珈琲店

弘前大学文京キャンパス（弘前市文京町）内にある旧制弘前高校外国人教師館を改装して、2016年6月にオープンした「弘大カフェ成田専蔵珈琲店（ひろだいカフェなりたせんぞうコーヒーてん)」。大学の構内にありながらも、弘大生だけでなく一般にも開放し、大学と学生と地域をおいしいコーヒーでつなぐような役割のカフェなのでしょうか、素敵ですね。

弘前で開業し40年以上「成田専蔵珈琲店」を経営している弘前コーヒースクールが出店しました。「大学生は本格的なコーヒーを飲み始める年頃なので、学生の心に一生残る味をつくりたい」とネルドリップ専門の城東店とは異なり、ハンドドリップで抽出するドリップコーヒーの他にもアレンジメニューも豊富なエスプレッソやカフェラテを、コーヒーを知る入口として提供します。

コーヒー豆は「北の珈琲工房」で焙煎した新鮮な豆を使用し、店内で販売もしています。弘前大学にはここを拠点にコーヒーの淹れ方を学んだり、コーヒーの知識を深める活動を行うサークル「珈琲研究会」もあり、学生は学生割引で利用しやすくなっているそうです。

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コーヒーと手作りケーキのセットが人気で、特に期間限定で販売される、弘大の農学生命科学部で開発された、赤い果肉のりんご「紅の夢」を使ったタルトタタンは人気が高いのだとか。

弘大カフェのランチセット。リンゴカレー。旧制弘前高校外国人宣教師館の洋館を活用しているので、中はこんなにお洒落。リンゴカレーも美味しいですよ。レシートもかわいい。#弘前大学 #弘大カフェ #昆虫学会 #日本昆虫学会 #太宰治 pic.twitter.com/ijzQEYET7t

— Nori🌸 (@keaton_n18) September 15, 2019

また、ランチメニューもあり、弘前のフレンチの名店のシェフが手がけたカレーの味はまた格別だそうです。

旧制弘前高校外国人教師館　とは

旧制弘前高校外国人宣教師館は1925年(大正14年)に、弘前を代表する棟梁･堀江佐吉のもと、副棟梁の川本重次郎によって建てられました。現在は国登録有形文化財に登録されています。

かつては外国人語学教師の宿舎として利用されており、太宰治が旧制弘前高等学校(弘前大学の前身)に通っていた頃、そこに住んでいた英語教師をしばしば訪ねていたといわれています。

当時は左右対称に、2棟並んで建っていましたが傷みの少ない左側の建物が、同敷地に2004年に移築復元され資料館として使われていましたが、学生や地域の人たちがもっと利用できる場所にと、カフェに生まれ変わりました。

旧制弘前高等学校の外国人教師館をカフェにしている弘大カフェ。弘前大学の片隅にあります。大正十四年に建てられたそう。
弘前大学が開発した中まで赤いりんごを使ったチーズケーキうまし。#弘大カフェ #青森旅 pic.twitter.com/gtZfTXY6hi

— xing(日常 (@xing2015) November 23, 2021

1階と2階に合計４つの個室があり、どの部屋も趣きがあり暖炉がある部屋、窓から桜の大木を見渡せる部屋などがあります。店内のイス・テーブルは、弘前を代表する家具屋 Easy Living の葛西康人さんが洋館の雰囲気に合うようにデザインし、心地よい空間を作っています。

店のロゴは学生が考えたものを使っています。席数は館内と、太宰治の文学碑があるオープンテラスを合わせると約50席。